たまりば

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2016年06月23日

奥多摩 鷹ノ巣山を歩きました。2016年6月。


2016年6月19日(日)、奥多摩の鷹ノ巣山に行ってきました。
いつものようにホリデー快速奥多摩3号に乗り、終点奥多摩駅下車。
駅前の東日原行きのバス停に人があまりいなくて少し不安になりました。
梅雨時だからでしょうか。
それでも、出発する頃には立っている乗客も多い状態で発車。9:35。
終点、東日原下車。10:00。
トイレに行って、支度をして出発。
休日はバスは東日原までしか行きませんので、その先の中日原まで、まずはバスの進行方向の通りに歩きます。
途中の小さな警察署の前のポストに登山届を入れて、さらに進みます。

「鷹ノ巣山」と書かれた看板のような道しるべのところで、コンクリートの階段を左へ下りていきます。
下の畑に降りていくような階段から細い登山道に入り、沢をはるか左下に見る崖っぷちの道がしばらく続きます。
通行注意のところも少し。
去年より桟道がまた1つ増えていました。
崖崩れで登山道が崩落したのでしょうか。

しっかりした造りの橋を越えてしばらく行くと沢沿いの道。
1つ目の木橋のところでは沢は枯れていました。
やはり雨が少ないのでしょう。
岩の間をぬうようにして進んだ後、2つ目の木橋を渡ります。
沢の左岸をしばらく行きます。
通行注意の掲示のある道を用心して歩き、3つ目の木橋を渡ります。
右岸の平らな道をしばらく歩き、4つ目の苔むした木橋は渡らず、道しるべの通りに山道を登っていきます。
ここからはジグザグの急登です。
ここであまりペースを上げると後がつらいので、余力を持てる一定のペースで登っていきました。
耳元のラジオでは今日の東京の気温は28℃。
立ち止まれば涼しい風も吹いてきます。
3年前、35℃の猛暑日に歩いたときは山の中でも暑さに苦しみましたが、今日はそこまでではなさそうです。

稲村岩分岐。11:00。
先客の男性が1人、休憩中。
挨拶したけれど返事がないので、あれと思いながら、まあそういうこともあるので私も岩の1つに座って休憩。
そこへ、若い男性が2人下りてきました。
「どこまで行くんですか?」
と問われたので、
「鷹ノ巣山に登って、石尾根を奥多摩駅まで降ります」
と私が答えると、先客の男性が大きく頷きました。
それを見て、何だか嬉しくなりました。
自分もそうだという意味かな。
良いコースだという意味かな。

さて、長い稲村岩尾根の始まりです。
延々と登りが続きます。
保冷剤を首に巻き、手を使う必要のないところでは軍手を外して身体にこもる熱の放射を促しながら、一歩一歩登りました。
一本調子の登り道で景色があまり変化しないのですが、勝手に自分で目印にしているのが、大木が倒れているところ。12:05。
昔の猛暑の日、ほとほと疲れて見上げた思い出の大木です。
突然鹿が現れてぎょっとしたのもここです。
でも、数年前の大雪で倒れてしまいました。
その倒木に挨拶するような気持ちで、毎回ここで休憩します。

さらに登っていくと、ヒルメシクイノタワ。12:45。
この2年、ここを見つけることができずにいたのですが、今年、ついに見つけました。
ベンチはなくなっていましたが、古い道しるべがあり、この場所はなくなっていなかったのだと確認できました。
この2年、気づかずに通り過ぎたのかなあ。
疲れているとこんな顕著な場所も目に入らなくなるのでしょうか。
謎だ。

その先、道は2つに別れ、去年は確か尾根道を選んだように記憶しているのですが、今年は踏み跡の濃い下の道を行きました。
最後に急なところを木の根の作る段差を頼りに登っていくと、尾根道と合流します。
そこから目の前の空がひらけ、空に立つように山頂の道しるべが見えてきます。

山頂。13:10。
パラパラと雨が降ってきました。
雨具を着るほどではないけれど、このままここで食事をすると身体が冷え過ぎるかなあと思案していると、折り畳み傘を差した若い男性が登ってきました。
「すいません、〇〇はこっちの道ですか?」
聞き覚えのない地名を言って続けました。
「地図を忘れちゃって。地図を持っていますか?」
「ああ、はい。どうぞ」
登山地図を見せると、さっと見つけた「峰谷」を指で確認し、ああ、こっちだと礼を言って去っていきました。
峰谷。
浅間尾根。
こんな道もあるんだなあ。

前回、困っている人を助けられなかったので、今回は山で少し人の役に立てたのが嬉しいです。

昼食は雨がやんだらどこかで取ることにして、下山開始。
急な尾根を下っていきます。
上の写真はそこから撮ったものです。
ずっと雨が降らず乾いていた道が、少し雨がふって表面が湿ってきました。
そのくらいの状態が一番滑りにくく歩きやすいですね。

緩やかになった道をどんどん行きます。
登山道の両側は毒性の強いマルバダケブキが相変わらず多いですが、他の植物も育っていて、例年と少し印象が異なりました。
この植物は何だろう。
鹿の食害が少し軽減されて、他の草も育つようになったんだろうか。

雨が止んだので、道の脇の適当な石に腰を下ろし、おにぎりを1つ食べました。
途中お腹がぐうぐういっていたので、体調も万全です。

小さなピークを細いまき道で通過していき、大きな倒木を3つ越えると、急な下りが始まります。
今回はここも例年より滑りにくく楽でした。
下りきると歩きやすい尾根道がしばらく続き、そこから先は尾根から一段下がった道を行きます。
道幅があり、安心して歩ける道です。
緩く下っていくと、休憩している若い男女3人パーティに遭遇。
食事中のようでした。
そこからは、六ツ石山への緩い登り返しです。
右手の尾根道との合流点が六ツ石山分岐。14:45。

今回も六ツ石山山頂は行かず、そのまま尾根道を行き、そこから植林帯のちょっと暗いまき道へ。
尾根を行く細い道の踏み跡もあり、赤テープがついていました。
私の少し後ろまで追いついてきていた3人パーティがその分岐で立ち止まっている様子でしたが、私につられたのか、まき道に来ました。
どちらの道でも大丈夫なんです。
石尾根は、冬期に歩く人や何があっても尾根を歩き通したい人の踏み跡も薄くついています。
道が少し広くなったところで若い3人を先に通しました。

やがてまき道は尾根道と合流し、そこから広い尾根の急下降になります。
ジグザグに道が切ってありますが、なかなかの急下降。
御前山と大岳山のダイナミックな眺めも堪能できるのですが、足元も危ういので、景色を眺めたり足元を見たりと忙しいところです。
若者3人はたったか降りていき、すぐに見えなくなりました。

急下降の終わったところで道は2つに分かれますが、ここはすぐに合流。
道はまた道幅のある緩やかなまき道となります。
広葉樹の緑の美しい道です。
しばらく行くと、ドロドロ道に突入。
登山道は人がすっぽり収まるほど深くえぐれ、その底に泥がたまっていつ来てもドロンドロンです。
右手の林の中に明瞭な踏み跡があります。
そこを降りていくと、もうはるか先に行っているはずの3人組が左下の泥道を歩いていました。
入り口付近はそれほどの泥ではないので、うっかり入ってしまったのでしょうか。
入ってしまうと、登山道は深くえぐれているので逃げ場がなく、難渋するんです。
さっきも分岐で少し戸惑っているようだったから、石尾根を歩くのは初めてなのかな。
この泥道のこと、教えてあげれば良かったのかなあ。
いや、しかし、若者が初めての道でこのような安全な範囲で難渋するのは、必要な経験かもしれません。
その機会を奪うのは単なるお節介ですね。

泥道が終わると、道は広くなり、歩きやすい道が続きます。
雨がまた降ってきました。
山頂のときよりも雨量が多いです。
すぐ後ろを来ていた3人が少し広くなったところで立ち止まり、ザックから雨具を取り出していました。
この季節、風のない樹林帯ならば、この雨量で雨具を着る必要はありません。
着たら蒸れて中から汗だくになり、雨に濡れるより濡れてしまうことさえあります。
登山道を覆う広葉樹は葉に雨をためてくれるので、下にはほとんど雨は降ってきません。
だから、実際にはほとんど濡れません。

でも、そういうことも、山の中で雨具を着たり脱いだりして自分で経験してつかんでいくこと。
私が口出しすることではないでしょう。
昔、山歩きのツアーに参加していたときも、雨が降ってくると、
「雨具を着たほうがいいですか」
とガイドさんに訊いている人をよく見かけましたし、私も着たらいいのか着ないほうがいいのか結構悩んだりもしました。
団体で動いているので、後になって自分だけ立ち止まって雨具を着るのは迷惑をかけますし。
でも、そういうとき、ガイドさんは大抵困った顔をしていました。
着るか着ないかは本人が決めれば良いことだからでしょう。
ここから強風が吹き、防風の意味から雨具や防寒着を着ていないとまずいというときは、ガイドさんから必ずその指示が出ました。
それ以外は本人の好きにしてくれということなのでしょう。

良い道をすたすた歩き、桟道を越えれば林道まであと10分。
道が細くなったり岩がちになったりと変化して、最後に急な細い道を降りていくと、林道出合。16:20。
雨は傘が欲しいなあという程度には降っていましたが、道の端を歩く限りは山から覆いかぶさる樹木に遮られてそんなに濡れず、林道と林道をつなぐショートカット道のあたりで止みました。
神社を通り抜け、最後の近道の階段を下りていき、駅近くの交差点から、もえぎの湯へ。
建物の前に立っているお兄さんが手にカードを持ち、何か言いたそうにしているので、あれ、待つのかな、整理券を渡されるのかなと思いましたが、
「申し訳ありません。混雑していますが、よろしくお願いします」
と挨拶されました。
いやいや。
こんな汗だくで電車に乗らなくて済むだけでこちらは有難いのですから。
今回は久しぶりに階段を下りて右手のほうが女湯でした。
洗い場も待たずに済み、むしろいつもより空いているー。
さっぱりしたお風呂上がり、再び交差点まで来て、いつものスーパーがもう閉まっていることにがっかりしましたが、橋を渡ればコンビニがあることを私は知っている。(笑)
奥多摩ビール事情には詳しいのでした。




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