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2016年02月01日

丹沢鍋割山~塔ノ岳を歩いてきました。2016年1月。


丹沢鍋割山~塔ノ岳を歩いてきました。2016年1月。

2016年1月31日(日)、丹沢を歩いてきました。
三鷹発6:07。
新宿で6:31発の小田急線に乗り換えて、渋沢着7:42。
北口のバス停には既に大倉行きのバスが停車していて、すぐ乗車。7:50発。
大倉着、8:05。
登山届をポストに入れて、ストックを調節して、さて出発。8:10。
道しるべの通りに、まずは二俣に向けて歩き始めました。

途中、塔ノ岳がよく見えるポイントから撮影したのが上の画像です。
山が白い。
積雪ではなく、山の木々が白くなっているようです。
霧氷かなと思ったのですが、雪と雨の間の微妙な気温のとき、雨が過冷却水となって降り、木の枝に触れた瞬間に凍る「雨氷」というのがあるのだとか。

週末の冷たい雨が丹沢では雪になっていないかと期待していたのですが、舗装道路を終えて林道に入っても、積雪は全くありませんでした。
たったか歩いて二俣。9:30。
沢にかかる木橋は、細い丸太を4本組んで横板を張ったものです。
横板が外れているところがあり、慎重に通過しました。
雪崩や台風があれば流されてしまう木橋です。
ここ数年同じものがずっと残っているだけで幸いですね。

登山口。9:55。
ちょっと休憩し、歩荷のペットボトル2L1本をザックに入れます。
自分が鍋焼きうどんを食べる分の水なので、その場にいた皆さんが、にこにことペットボトルを選んでザックに入れていました。

さて、ここから山道です。
鍋割山への道は、登山口が一番険しく荒れています。
雨が降った直後なので、沢の中を歩いていく印象ですが、道は明瞭です。
段差の大きいところは木の根につかまったりストックに頼ったりして乗り越えていくと、その先は植林帯のよく整備された道。
来る度、木段の整備が進み、歩きやすくなっているのを感じます。
その先、崖っぷちの細い道を慎重に歩いていくと、後沢乗越。10:25
ここからは尾根道ですが、急登は続きます。
一本調子の尾根の急登のため、ときどき、後ろから登ってくる人たちを下まで見通せます。
この順番が鍋焼きうどんの順番に直結する。( ̄ー ̄)
山歩きをする若い子たちの間で鍋割山の鍋焼きうどんがブームになって以来、最大混雑時は30分待ちくらいになると聞いたこともあるので、急登を頑張って登っていきました。
頭やザックにパリパリと当たるものがあります。
木から氷の粒が落ちてきていました。
アラレくらいの大きさです。
枝についた氷が、気温が上がって落ちてきているのでした。

鍋割山荘。11:30。
山荘に入り、すぐに注文。
「5分ほどで出来ますので小屋内でお待ちください」
と言われました。
頑張った甲斐があった。(*^^)v
いえ、天気がそんなに良くなかったせいか、それともブームが少し落ち着いたのか、その後の待ち時間でも10分程度でしたが。

丹沢鍋割山~塔ノ岳を歩いてきました。2016年1月。

鍋焼きうどん、1000円。
カボチャのてんぷらなど具だくさん。
汁はちょっと少なめです。
小屋内に、鍋焼きうどんの湯気がたち昇ります。
外はガスの中でも窓の外は雪で白く光っていました。

丹沢鍋割山~塔ノ岳を歩いてきました。2016年1月。

お腹いっぱいになって、さて小屋の外へ。
鍋割山は富士山や相模湾の眺望が素晴らしいところなのですが、今日はガスで何も見えません。
「大島まで見えてるなあ」
「ああ。大島、真っ白だなあ」
という山ギャグを聞きながら支度をして、さて出発。12:05。
例年、ここから積雪を期待できるところで、予想通り雪道となりました。
新雪という印象はなく、やはりこの週末は雪にはならなかったようです。

丹沢鍋割山~塔ノ岳を歩いてきました。2016年1月。

一番急な段差の下りは、雪がフカフカのときは転んでしまうけれど楽しい下り道になります。
しかし、去年はツルンツルンの凍結で大変なピンチでした。
今年は足を置くスプーンが明瞭でまあまあ歩きやすい道でした。
しかし、トラブル発生。
まずい。
お腹が痛い。
普段の山ではお昼にあんなにがっつり食事をとることはないので、腹痛がきました。
雪山の冷えもあるかもしれません。
トイレは、塔ノ岳までないぞー。
スピードもがくんと落ち、傍目にも苦しそうとわかるとのか、すれ違う人に、
「山頂までもう少しですよ」
と励まされながら、ようやく塔ノ岳山頂。13:50。
尊仏山荘は外トイレあり。チップ制100円です。

ほっとして外に出ると、山頂は無人。14:10。
本日の日没は、午後5時頃。
山ではもっと早く日が暮れます。
これは、やばい。
急いで下山開始しました。

大抵の人が軽アイゼンを着けているので、雪も氷もザラザラになってそんなに滑らず助かりました。
金冷シの分岐を少し過ぎたところで土の道が見え始め、アイゼンを外している人たちに追いつき、ほっとひと息。
花立山荘でアイゼンを外している人や休憩している人がさらに何人もいて、遭難一歩手前の孤独感からは脱しました。
その先、木道の脇のちょっと広くなったところでは団体さんがアイゼンを外していました。
アイゼンを外すタイミングも各自の判断ですが、これは着けるときの判断より難しいかもしれません。
山道の大半は土が見えているのですが、ときどき凍結しています。
アイゼンを外した後に凍結箇所が再び現れてくることは多いです。
雪道や凍結の道をある程度は登山靴で歩けないと、難渋することになります。
あんなに下までアイゼンを外さなかった団体さんは、雪道に慣れていない人が多いからそういう判断になったと思うけれど、その後の凍結箇所を無事に通過できたろうか。
日没前に下山できたろうか。
雪山は、時間に余裕が必要だなあ。
って、おまえが言うなって話ですが。
山でお腹壊してんじゃないよって。

堀山の家。15:15。
だんだん薄暗くなってきて、自分の感覚では飛ぶように歩いていきました。
最近にしては珍しく、ほとんど誰にも追い越されず大倉に下山。16:30。
バスが既に来ているのを横目に見ながら、トイレ前で急いで靴底とストックの先を洗っていると、エンジンのかかる音がしたので、慌てて乗り込みました。



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    Posted by セギ at 13:33│Comments(0)
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