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2016年01月19日

丸山・日向山を歩いてきました。2016年1月。

丸山・日向山を歩いてきました。2016年1月。

2016年1月17日(日)、埼玉県の丸山・日向山を歩いてきました。
寒波が近づいてきているというので、奥高尾でも歩いて早く家に帰ろうかなと思っていたのですが、朝起きたら快晴。
急遽予定を変えて、かねてより行きたいと思っていた埼玉県の低山に行くことにしました。
しかし、遠出するには少々遅かったです。
電車の接続が悪く、芦ヶ久保駅到着は、10:09。
朝早いと、もっと接続の良い電車もあるのですが。
やはり、行くのなら前日からきちんと予定しておかないと。
ともあれ、電車の中で身支度は済ませ、電車を降りるとすぐ出発しました。

駅前の信号を渡って右折。
まずは国道を歩きます。
歩道が広いのであまりストレスはありませんが、30分ほど歩きます。
まだかな、まだかな、道しるべを見落としたかなあと不安になってきました。
ようやく道しるべを発見し、国道とお別れ。10:35。
坂道の要所要所に道しるべがあり、突き当たりの大きなツバキの木と岩が一体化しているところからは農道。
「蜜蜂注意」の看板があり、なるほど巣箱が置いてありました。
道はゆっくりと上り坂になり、山道に入っていきます。
ガイドブックでは「初級」となっているし、道しるべにも「ハイキングコース」と書いてあります。
でも、低山にありがちなちょっとした険しさがありました。
登山道は思ったほど広くありません。
地滑りが起きて道が斜めになっているところや、地面に穴の空いているところ、細くなっているところもあります。
用心して歩いていきました。
ガイドブックに注意書きがあり気になっていた木橋は頑丈なもので安心。
その先の飛び石で沢を渡るところが少し心配だったのですが、下の画像のようになっていました。

丸山・日向山を歩いてきました。2016年1月。

飛び石ではなく木橋がかけられていましたが、平均台みたいな細さです。
水量も少なかったので、この木橋を手でつかんで支えとしながら、飛び石を越えました。
そこから登山道は尾根に乗り、一気に登っていきます。
反対回りの人と出会うようにもなってきて、少し安心です。
整然とした植林の尾根道で、今日一番の急登が続きます。
登りきったところが、大野峠。
舗装道路でした。12:00。
うーん。
埼玉の低山らしい。
ここは外秩父七峰縦走大会のコースにも近いので、こんなことは想定していましたとも。
めげません。

道路を横切って、さらに登山道は続きます。
また急登を登りきると、ハンググライダーの出発点らしい名前のないピーク。
ここを出発したのかどうかはわかりませんが、1人、空を飛んでいる人がいました。
大霧山や堂平山が近い。
そういえば、外秩父七峰縦走ハイキング大会の告知がまだネット上でされていないようなのですが、どうしたのかなあ。
私の検索が下手なのかなあ。

気が付くと空は高曇り。
日差しがなくなり、空気が冷えてきました。
気持ちの良い雑木林の道を丸山へと急ぎます。
白石峠との分岐があり、道しるべの通りに左へ。
あとは緩やかに登っていき、電波塔を過ぎると、丸山山頂。12:30。
「山頂を占拠するコンクリートの展望台はいかにも無粋」
とガイドブックにも書いてあったので、ここは特に失望することなく、淡々と展望台の階段を登りました。
屋上は、木に遮られることのない大展望です。
あまり遠望は効かなかったですが、期待していた武甲山と両神山が見えました。
下の画像がそれです。

武甲山は、いつ見ても勇ましい。
昔の武甲山を知る人には耐えられない眺めなのかもしれません。
しかし、こんなにも山肌を削られてなお、この山は何て美しいのだろう。
武甲山は、見る者に気迫をもって問いかけてきます。

丸山・日向山を歩いてきました。2016年1月。

この姿の意味がわかるか?

それは、少し突飛と思われるかもしれませんが、昨夜見た「SMAPの生放送謝罪」と同じ種類の気迫と感じるのです。

この意味がおまえにわかるか?
ここから発せられたメッセージをおまえは読み取れるか?
おまえに解釈できるか?
それを試されているような光景だと感じます。

展望台の下にはいくつかベンチもあり、1枚はおってそこで昼食休憩。
手袋を取るのが嫌なほどの寒さでした。
さて、出発。12:45。
展望台下に立つ地図を見たのですが、地図の中で現在地や方角が明瞭でないため、何だかよくわかりませんでした。
ともあれ、登山道は明瞭なので、来た道とは反対方向へ木段を降りていきました。
駐車場下降点に「迂回路」の看板。
何か工事中のようです。
迂回路の指示通りに駐車場に向かって途中まで下り、そこから舗装された遊歩道を尾根と平行に歩いていきました。
尾根との合流点から再び山道へ。
しばらくは枯葉の積もった気持ちの良い道でしたが、次第に真ん中がえぐれた歩きにくい道に変わり、石もゴロゴロしてきました。
そして、また舗装道路に。
Y字路です。

うん?
どちらに行くんだろう?
ここで、道路の向かい側に立っていた大きな地図看板を見たら良かったのですが、先週の蕨山登山口で見た地図と、今日、山頂で見た地図があまりにも役に立たなかったので、あんなの見てもまたわからないよと思ってしまったのが失敗のもとでした。
「県民の森」と書いてある道しるべに何となくしたがって、右折してしまいました。
しばらく歩いて、県民の森登山口に。
しかし、ここに描かれていた「熊出没注意」の看板が、これヒグマなんじゃないの?というくらいに、熊が正面から吠えている迫力のあるイラストで、もう午後だというのに今さらこんなところに入っていくかなあと違和感を抱き、来た道を戻りました。
再びY字路。
地図看板を見ると、日向山への明瞭な案内が描いてある、とてもわかりやすい地図でした。
やはり、どんな情報も見過ごしてはならない。

しばらく舗装道路を行くと、今度は「山の花道」の看板が。

丸山・日向山を歩いてきました。2016年1月。

芦ヶ久保 山の花道。
昔、山の雑誌で見て、まず言葉の響きがいいなあ、行ってみたいなあと憧れた山の花道は、ここだ。
セツブンソウも咲くんだなあ。
今度は花の季節に来ようと思いました。

看板に背を向けて左手に「山の花道」とは別の登り坂があり、それが日向山への道でした。
途中、見晴らしの良いところにロウバイが咲いていました。
武甲山の眺めもよく、ここでしばらく休憩。
さらに登って、日向山。14:20。
ここにも、昔の民家が無理に2階に作った物干し台みたいな小さな展望台があり、一応そこにも登って飽きることなく武甲山を眺めました。

さて、下山。
登ったのと反対方向に降りていきます。
左手にずっとフェンスが続いていましたが、それが尽きたところに道しるべがあり、その通りに左折。
木段をどんどん降りていくと、琴平神社でした。
もうここから舗装道路かなと思うと「風の道コース」という道しるべがあり、さらに山道は続きました。
落ち葉が積もっている下を足で探ると木の根や岩があります。
うわ、これは危ないと用心してそろそろと降りていくと、沢沿いの道が部分的に細くなったりもします。
もうすぐ駅だとわかっているのにこの険しさは・・・と思っているとふっと舗装道路に出ました。
そこからすぐに足久保大観音。15:05。
駅からも見えた、大仏ならぬ大観音の鎮座するお寺です。
大観音越しに、本日最後の武甲山が見えました。
あとは、舗装道路を淡々と降りていきました。

朝も気になったのですが、道路沿いに「氷柱」の旗の列がずっと続いています。
これは、「ひょうちゅう」と読むのか「つらら」と読むのか、どっちで読ませたいのかなあ?
観光名所なのかな?
まだ時間も早いし、駅から徒歩10分というので、見物していくことにしました。
旗に導かれて道の駅に入り、そこから道しるべ通りにゆるく登っていきます。
チップを細かく砕いて撒いているのか、フカフカの良い道でした。
観光客もかなり来ていました。
入り口で入場料200円を払い、電車の高架下をくぐると、風景は一変しました。
そこら中に氷柱。
一面の氷の世界でした。

丸山・日向山を歩いてきました。2016年1月。

上に登れば登るほど、氷の世界は広がっていきます。
駅から徒歩10分でこの光景は、確かに凄い。
一番上で、甘酒または地元産の紅茶のふるまいがありました。
甘酒おいしーい。
1日寒い山を歩いてきましたから、温かさがしみました。
「電車に手を振る運動」というのがあって、そのために、電車時刻を表示してくれているのもありがたい。
時間を読んで、道の駅の隣りの芦ヶ久保駅へ。
16:02、急行池袋行きの電車に乗ることができました。



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