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2015年11月08日

雲取山を歩いてきました。2015年11月。



2015年11月5日(木)、雲取山を歩いてきました。
生徒さんが修学旅行でお休みのため、珍しく平日が休日に。
これはもう、山に行く以外ないでしょう。
ヽ(^o^)丿

秋の雲取山を歩いたのは、もう15年前のことです。
三条の湯に泊まり、翌朝雲取山に登って鴨沢へと下山しました。
紅葉の美しさ。
三条の湯の小屋の雰囲気の良さ。
早朝、出発前に小屋の表で大きな鍋から柄杓で注いでもらった熱いほうじ茶。
良い思い出です。
それ以降は積雪期に幾度か登っていますが、秋の雲取山は15年ぶりです。

朝、三鷹発 7:13。
終点青梅着 8:04。
青梅発 8:04。
奥多摩着 8:38。
鴨沢西行きバス発 8:42。
接続が良すぎて逆に不安なほどでしたが、順調に乗り換えできました。
乗客が多くて、バスは急遽1台増発。
さすが紅葉シーズンです。

鴨沢着。9:30。
下りた乗客は15人ほど。
道路の向かい側の鴨沢バス停の横にトイレがあります。
ベンチの脇の階段から、さて出発。9:35。

まずは舗装されたジグザグな坂道を登っていきます。
途中からいったん登山道。
積雪期は雪が凍って滑りやすく歩きにくくなっているところです。
あー、ここ嫌いーと思いながら、積雪のない今は楽しく通過。
山肌の紅葉が明るい。
小袖乗越の駐車場に出て、また少し舗装道路を行きます。
その先から本格的に登山道が始まりました。

無雪期に歩くと意外と崖っぷちの道だと感じました。
こんなところをアイゼンも着けないで積雪期に歩くとは、何ということでしょう。
他人ごとみたいにそんな感想を抱いている間に、周囲は紅葉が始まりました。



周りは広葉樹林になったり植林帯になったり。
それが幾度も繰り返されました。
針葉樹の道から紅葉の道に変わる度に、ぱあっと道が明るくなります。
青空の下、赤と黄色のコントラストがきれい。
堂所。11:25。
この辺りの紅葉が一番鮮やかでした。

どんどん登って、七ツ石小屋への分岐。
左のまき道は、登山道崩落のため通過禁止の看板が出ていました。
ちょっと覗いてみましたが人が通っている気配もないので、道しるべ通りに七ツ石小屋方向へ。
ところどころ段差のある、登りの多い道でした。
小屋に着く前に再び分岐があり、道しるべに従ってブナ坂方向に曲がりました。12:10。
辺りはだんだんと紅葉が減り、冬枯れの気配が漂う山道となってきました。

ブナ坂。12:50。
ここからは石尾根縦走路。
広い防火帯の道です。
こんな標高のところに、こんな遊歩道がと思うほど道が良く、歩きやすい。
スキップして歩きたくなるような晴れ晴れとした道でした。
左手に富士山。
五十人平のヘリポートは、当たり前ですが本当にHの文字が作ってあります。

奥多摩小屋。13:35。
ベンチに座って、遅い昼食をとりました。
おにぎりと、今回は熱いほうじ茶をポットに詰めてきました。
富士山を飽かず眺めながらのランチタイム。
風もなく、日差しが暖かく、眠くなってきます。
斜面の枯草の上で昼寝をしている人もいました。

ブナ坂から山頂まで、大きな急登が3箇所ある。
積雪期はいつもその記憶を頼りに歩きます。
今回、その詳細な地形を把握できて勉強になりました。
そうか、ここがあんな雪の壁になるんだなあ。
夏道はジクザグに切ってあります。
比較的歩き易いですが、やはりなかなかの急登です。
山頂の避難小屋が見えてきました。
そこに向かって登っていく登山者の姿も見えます。
それを励みに一歩ずつ登っていきました。

雲取山山頂。15:00。
まずは山梨県側山頂。
山梨百名山の標識もあります。
富士山の眺めはここが良好です。
遮るものがありません。
ところが、富士山周辺だけ雲に包まれてしまいました。
おっとっと。

避難小屋裏の岩場を越えて少し行くと、埼玉県側山頂。
大きな丸い石の山頂表示盤もあり、風格はこちらが上かもしれません。

さて、宿泊は雲取山荘へ。
山頂から急な下りと緩い道の繰り返しを20分。
積雪期に備えてか、登山道を示す緑のロープが両側に張ってあります。
ここは風が強く、トレースがすぐ消えてしまうからでしょう。
まだかなあと不安になる頃に小屋が見えてきました。

雲取山荘。15:30。
小屋前のベンチの奥に水場がありました。
流し台のようなものが設置され、蛇口がいくつかつけられています。
その左奥には立派な外トイレ。
男女別に個室が2つずつある水洗トイレでした。
冬場には見たことのないそうしたものに軽いショックを受けつつ、受付。
2食付き7800円。
北アルプス辺りと比較しますと、かなり安いです。

受付で、トイレは外トイレのみと教えられて、さらに驚きました。
冬期は小屋の廊下の突当りから直接トイレ小屋に行けるんです。
ベニヤ板に囲まれた廊下みたいなところを通って、木造のトイレ小屋に入っていきます。
あれは冬期だけのトイレ小屋だったのか。
季節が変わると色々変わるもんだなあ。

部屋に入ると、既に先客の女性が2人、こたつに入っていました。
静かに会話されている様子で、ちょっと飲む雰囲気ではないのかな?
山小屋についたらビール、と楽しみにしていたのですが。
「ええと、ここでビールを飲んでもいいですか?お酒の匂いが苦手なら、ホールで飲みますが」
1人の女性がにこっと笑って、ザックの横に置いてあったペットボトルを持ち上げました。
「私は、ワインを家から持ってきたの。もう飲んでる」
ああ、何だー。
良かったー。
ヽ(^o^)丿

後から来た方がさらに2人。
結局、5人部屋となりました。
皆さん単独で来た方たちでした。
登った山自慢とか、まして「日本百名山何座登りました自慢」になると、会話がつまらなくなりがちですが、今日来たコースと明日行くコースに話が絞られていて、情報交換に終始し、面白い会話でした。
豆炭こたつの上に登山地図を広げ、指さしながらあれこれと会話。

夕食。18:00。
季節が変わっても、何年経っても、雲取山荘の夕食のメニューは変わりません。
メインディッシュは、ハンバーグとキャベツ。
小鉢にレタスとトマトとポテトサラダ。
もう1つの小鉢に山菜。
玉ねぎとわかめの味噌汁。
ご飯のみ、お代わり自由。
安定しています。
でも、ハンバーグの厚みが増して、おいしくなったみたい。
気のせいかな。

歯磨きをしに外に出ると、山頂からかなり下っていますから空は狭いのですが、それでも星がきれいでした。
就寝。19:00。

起床。4:30。
朝食。5:00。
朝食メニューも安定しています。
焼き鮭、生卵、味付け海苔、沢庵。
玉ねぎとわかめの味噌汁。
カリカリ小梅とふりかけはご自由にお取りください。
お湯の欲しい人はテーブルの上のポットのお湯を好きに詰めていいと言われました。
足りない人は調理場に言えばくれるとのこと。
冬場はどうだったかなあ。
水の少ない季節は買うのだったかもしれません。


ヘッドランプをつけて、出発。5:30。
東の空が赤く染まってきました。
空には三日月、その下にひときわ明るい星が2つ。
1つは明けの明星。もう1つは火星かな?

昨日下った道を登り返します。
雲取山頂。6:00。
6:07。ご来光を拝むことができました。


さて下山。
山頂直下の急坂を下りていきます。
小雲取のピークに立つと、七ツ石山の右に三頭山が大きく見えました。
七ツ石山の左には御前山。
そのさらに左奥には、大岳山。
大岳山は顕著なフォルムなので特にわかりやすいです。
奥多摩三山が全部見えていました。

下っていくと、ブナ坂。7:25。
ここから昨日と違う道です。
今日は石尾根を奥多摩駅まで歩く予定です。
まず七ツ石山へと登っていきます。
なかなかの急登を登って、山頂。7:40。
2年前の大雪のときも反対方向からこの山頂を踏みました。
ここは雪のないときにはどんな山なんだろうと思ったのですが、想像通り何もない山頂でした。
ただ道しるべがあるだけ。
いかにも石尾根の防火帯の通り道という、そっけない印象です。
でも、このそっけなさ、何だか好きです。

ここから鷹ノ巣山までは未知の登山道。
道しるべを確認して、来た道の反対側へと降りていきました。
途中に傾きかけたお社がありましたが、おそらく移築は済んでいるのでしょう。
七ツ石小屋への分岐を過ぎると急に道が細くなり、段差もあって、これが石尾根?と不安になりました。
私は尾根ではなくまき道のほうに自然に入ってしまっていました。
落ち葉の踏み跡は、まき道のほうが濃かったのです。

結構崖っぷちの道だなあ。
落ち葉も積もっているし、注意しないと。
そう思いながらも右手にずっと見えている富士山が嬉しい。
富士山と一緒に散歩しているような道でした。

いったん尾根と合流するところがあり、尾根を行く男性2人が見えました。
踏み跡は薄いけれど尾根道も歩けるようです。
でも、アップダウンがあるから、やはりまき道を行こう。
そこはヤマツツジの群生地でした。
いつか花の季節にも歩いてみたい道です。

再び尾根道と合流した少し先に、鷹ノ巣避難小屋。9:00。
トイレもベンチもあったので、ちょっと休憩。



そこから落ち葉の踏み跡をそのままたどると、またまき道に入ってしまいました。
左手の尾根がどんどん高くなる。
この道を行くと、鷹ノ巣山は通らないのではないか?
気がついて地図を確認し、来た道を戻りました。
道しるべはありませんが、よく見ると薄い踏み跡はあり、明瞭に尾根を登っていきます。
改めて、尾根道へ。
カラマツの並ぶ道です。
黄葉はもう終わっていました。

落葉松の林を過ぎて
落葉松をしみじみと見き
落葉松は寂しかりけり
旅ゆくは寂しかりけり

最後の急登を頑張って、鷹ノ巣山山頂。9:40。
こんなに早い時間にこの山頂に立つのは初めてです。
毎年夏に登っていますが、山頂はいつもガスって近くの山の稜線しか見えませんでした。
それが、驚くほどくっきりと見える富士山。
鷹ノ巣山からの眺めは、こういうものだったのかあ。


名残惜しいのですが、そろそろ下山。
急な下りを行きます。
いったん平らな道になると、また富士山が気になります。
南アルプスもくっきり見えていました。
あれが甲斐駒なら、その横のなだらかな山は仙丈かなあ。
こんなに山が見える道だとは知らなかったなあ。

落ち葉が積もって登山道はところどころ不明瞭でした。
尾根さえ外れなければ、どこを歩いてもいいようなものですが、登山道の上を歩くほうがやはり安心です。
ピークを巻いていくあたりが特に不明瞭。
踏み跡を注意深くたどります。
落ち葉の下に石が隠れている可能性もあるので、そろそろと行きます。
段差が大きく木や岩につかまって降りる急な下りのところも落ち葉で夏よりも難度が上がっていました。

そこを過ぎると尾根から一段下がった広く歩きやすい道。
紅葉がきれいです。
いったん緩くくだって、そこから六ツ石山へと登り返します。
さすがに疲れてきて、ちょっと登りが堪えます。
周囲の紅葉に励まされて足を進めます。

六ツ石分岐。
こんな機会でもなければ永久に行かないと思うので、六ツ石山の山頂へ。
分岐からの坂を上がったところがもう山頂なのですが、夏場はもうバテバテで時間もないので登ったことがありませんでした。
六ツ石山山頂。11:30。
ここも予想通り山頂標識があるだけのそっけない静かな山頂でした。
こういう雰囲気、好きだな。
ベンチ代わりの細い丸太に座って、景色を眺めながら昼食をとりました。


しばらく行くと尾根が広くなり、そして急な下りになりました。
落ち葉が積もって本日最悪の歩きにくさ。
トレッキングポールを持ってくれば良かったなあと思うのは毎度のことです。
歩く技術向上のために、痩せ我慢して毎回持ってこないのですが。
眼前に大きく御前山が見えていました。

その先、植林帯と広葉樹林が繰り返されます。
紅葉を楽しみながら歩いていきます。
登山道が深くV字にえぐれてドロドロの箇所に突入。
夏の頃と比べて表面は乾いているようにも見えましたがやはり右の植林の中を通過。
良い道をどんどん歩いていくと道しるべがあり、いったん下って来た道を戻るように折り返していくと、桟道が見えてきました。
桟道からは10分で舗装道路。
いつも、この桟道が見えるとほっとします。
道の雰囲気が変わり、細くなって行くと、舗装道路に出ました。13:25。
そこからは舗装道路をしばらく歩き、近道を通り、神社も通って、奥多摩駅入り口交差点からもえぎの湯へ。14:10。

秋を満喫した2日間でした。






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