たまりば

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2015年06月15日

中間テスト結果集計出ました。2015年度1学期中間。


中間テストの結果が出揃いました。

数学 90点台 1人 70点台 1人 60点台 2人 50点以下 3人 
英語 90点台 1人 80点台 1人 60点台 1人 

この春は新規入会者が多いので、これから頑張って得点を上げていく楽しみが待っています。

「成績の上がりやすい子は、どういう子でしょうか」
と訊かれることがあります。
それはもう素直な子が一番成績を上げやすいです。
これをやりなさい、と私が言ったことをその通りにやってくる子。
しかし、これがなかなか難しい。
自分の学習のやり方では成績が伸びないから塾に来るのですが、結局、自分のスタイルを通したい子が多いのです。
大人の言うことにいちいち懐疑的になる年齢なので、単純に強要もできません。
説得を繰り返していかなければならない中で、早めに了解して助言通りにやってくれる子は、成績が上がっていきます。

一方、本人の望んでいることと私の要求することがなかなか一致しない場合、その間は成績は上がらないことが多いです。
特に、本人が「わからないところを教えてもらいたい」という認識だけで個別指導塾に入ってくると、なかなか成績が上がらないことがあります。
これは、一見優等生で真面目な印象の子に多いんです。

昔、大手の個別指導塾で働いていた頃は、こういう生徒が多く、対応に苦慮しました。
数学でも英語でも、学校から配布される準拠ワークや問題集だけやっていても成績は上がりません。
それすら自力ではできない子の場合はまた話が違ってきますが、普通の理解力のある子ならば、学校のワークや問題集は自分でできます。
詳しい解答集が一緒に配られている場合が大半ですから。
しかし、個別指導塾に中学生・高校生が期待することは、学校の問題集や宿題を一緒に解いてほしい、わからないところを教えてほしい、ということだったりします。

それをやっていると、多くの場合、だんだんと本人が考えなくなってしまいます。
ちょっと解けないと、すぐ諦める。
私が解くのを待っている。
私の解説を聞いて理解できれば、それでOKだと思ってしまう。
「解説を聞いて理解できる」ことと「自力で類題が解ける」こととは、次元の違うこと。
そういうことがわかっているのか、いないのか。
わかっていても、楽なほうに流れてしまっているのかもしれません。

ただ、前述の通り、学校の問題集は解答が配られています。
そういう子は、私が教えなくても、すぐ解答・解説を読んでしまう。
それを丸写しして、済ましてしまう。
だから、まあ同じことでしょう。
そう思い、塾の授業では学校の問題集を解くけれど、宿題は塾のテキストから出す、という方針にします。

そうした場合の困った反応は2種類。
1つ目は、
「わからなかった」と言って、やってこない子。
「え?どの問題?今、解こう」
ともちかけると、
「そんなことより、学校の授業が先に進んでいるから」
と学校の問題集を開いてしまいます。
わからなかったことはそのままにされ、塾は学校の宿題を解くだけの場になります。
そして定期テストは惨憺たる結果となり、本人は首をひねっていますが、そうなるのは当たり前でしょう。

2つ目は、
「塾のテキストの解答が欲しい」と言い出す子。
これ、本人が申し出てくる場合はまだ説得の可能性があるのですが、保護者からの要望ですと、断ることができない場合が多いのです。
仕方なく解答を渡すと、塾のテキストからの宿題も解いてくるようになります。
自分で採点してきていて、ノートを見ると全部正解。
わからなかったことは特にない、それより学校の授業が先に進んでいるから、と本人は学校の問題集を開いてしまいます。
しかし、わからなかったことはなかったはずなのに定期テストは惨憺たる結果となります。
そんな勉強では、そうなってしまいます。

塾に通うということは、学習量が増えるということでなければおかしい。
市販では手に入らない良い教材で、多くの演習ができるということ。
わからないことを解決するのはもちろん重要なのですが、「わかった」だけではダメなのです。
「わかった」ことを「自力で解ける」に変えていくには多くの演習が必要です。
それを保証するのが塾という場です。
ところが、個別指導塾に通うことによって、学校の問題集すら自力で解かなくなる子というのが現れてしまいます。

多くの場合、本人にはその自覚がありません。
真面目で、人一倍成績のことを気にしている子が、こうなってしまうのです。
学校の宿題が気になるのは、学校の先生に優等生と見られたいから。
塾の宿題を正解ばかりにしてしまうのは、塾の先生に優等生と見られたいから。
出来ないことをぶっちゃけられないのは性格的なものでしょう。
優等生でいるということは、大人と心理的な距離を取らないと維持できないことが多いので、気持ちはわかるのです。
こういう子は、声のかけ方が難しく、
「これ、解答を見て直しているでしょう?」
と私から言うことが大クレームに結びつき、一直線に退会に至るような危うさをはらんでいます。
嘘を見破られたことに過剰に反応する優等生はいます。
「あ?バレた?てへへ」
では済まないのです。

あるいは、本人なりに判断している場合も厄介です。
確かに、塾のテキストの宿題は、わからなかったので解答を見た。
しかし、解答を見て、理解した。
そんなことより、学校の授業は先に進んでいる。
そのほうが重要。
これは、私の勉強。
このセンセイに、これ以上、口出しされたくない。
そういう判断を本人がしていると、変わりようがありません。
とりあえずテストで最悪の結果を出し、反省してもらってからでなければ改善できません。

このように明確に原因がわかっていても、大手の個別指導塾ですと、解決がつかないことが多くありました。
本人と、講師と、保護者と、教務(塾の正社員)。
この四者の思惑が絡まって、状況がなかなか変わらない。
生徒の成績を上げたいという目標は1つのはずなのに。

「演習量だけの問題なら、塾に通わなくても、自分でそういうふうにやれば良いだけでは?」
と言われると、それは、本当にそうなのです。
しかし、塾に通ってすら、むしろ自力での演習量を減らしてしまう子どもがいるのが実状です。
子どもが自覚して演習量を増やすのは本当に難しいのです。
自学自習なんて、大人でもなかなか続かないですから。

やみくもに演習だけすれば良いわけでもありません。
解き散らかす勉強に効果はありません。
わからないことは解決する。
そして、理解できたことを自力で解けることに変える。
そのための演習量の確保ということです。
その1つ1つの積み重ねで、成績は上がっていきます。




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