たまりば

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2015年04月28日

九鬼山から御前山を縦走しました。2015年4月。


4月26日(日)、4年ぶりに九鬼山を歩きました。
登山口の最寄り駅は、富士急行、禾生駅。
「かせい」と読みます。
先週、七峰縦走で電車の乗り換えに失敗しましたので、今回、大月駅でのJRから富士急行への乗り換えには慎重になりました。
富士急行はsuicaを使えるかなあ。
大月駅で切符を買い直さないといけなくなると、ギリギリになるなあ・・・・・。
そこで、三鷹駅みどりの窓口で、禾生までの通し切符を購入。
結果、これらは全て杞憂だったのですが。

高尾駅で中央線に乗り換え、大月駅でさらに富士急行に乗り換え。
富士急行の改札には数人の駅員さんが立ち、
「ICカードご利用の方は、そのまま改札を通過してください。降車駅で精算できます」
と声をかけてくださっていました。
乗り換えに時間の余裕もあり、のんびりと富士急行は出発しました。

禾生駅着。9:13。
降りたホームにトイレがありました。
改札を出て、そのまま歩いていくとすぐに甲州街道に出ます。
出たら左折。
大月方向に戻るように歩いていきます。
登山口も歩道も向かい側にあるので信号を渡ります。
とことこ歩くと水路橋が右に見えてきます。


東京電力所有の文化遺産です。
説明の看板がかなり老朽化して読みづらくなっていました。
その先、道しるべの通りに右折。
水路橋のアーチの下をくぐると、後は要所要所に道しるべがあり、登山口まで迷う心配はありません。

登山口。9:35。
V字にえぐれたような細い登山道を登っていきます。
山頂に至る道は2つあり、杉山新道を選択。
小さな沢を飛び石2つで越えると、道の雰囲気が良くなり、春の花が咲いていました。
イカリソウ、チゴユリ、ヒトリシズカ、フデリンドウ。
前後に人の気配がないので、じっくり写真を撮れます。
撮り終わるとまた足を速め、花を見つけるとまた立ち止まって撮影。

ピンク色の花びらがはらはらと落ちてくるので顔を上げ、ああ桜の木があると気づきました。
もう葉桜。
舞い落ちた花びらに彩られた登山道を歩いていくのはこの時期だけの楽しみです。

リニア見晴台。10:45。
繰り返し立ち止まって写真を撮ったので、ここまでかなり時間がかかりました。
どれがリニア実験線かよくわからなかったけれど、山々は新緑に輝いていました。
山笑う、です。

九鬼山、山頂。11:00。
狭い山頂には、思いがけず大勢の人がいました。
レジャーシートを敷いて、のんびりと何か煮たりお湯をわかしたり。

しばし眺望を楽しんで、さらに先を目指しました。
この先、ガイドブックには、「急な痩せ尾根を慎重に下る」とあります。
ガイドブックのさりげない描写は、現実には大変な難所だったりするので、用心しながら歩いていくと、まずは急な下りが始まりました。
靴底がまだ新しいからいいけど、そうじゃないと滑りそうな道です。
その先、問題の「痩せ尾根」発見。
尾根というより、岩の塊でした。
下の写真がそれです。


この箇所を通過してから振り返って撮影したものです。
岩の塊の両側は切れ落ちた崖でした。
登る分にはわりと問題なさそうですが、下るのはやはりちょっと慎重にならざるを得ない箇所でした。
あー、ガイドブックというものは嫌になるくらい正確だと唸りながら、その後しばらく歩きやすい道を行くと、分岐に出ました。
進行方向を塞ぐように左折を示す道しるべが地面に置いてありました。
「登山道 馬立山下山」
と書いてあります。

その場でもっと考えたら良かったのですが、ここで私は自分のいる箇所を地図上の少し先と勘違いしていました。
そこを札金峠手前分岐と思ってしまったんです。
ここを左折すると、田野倉駅に下山してしまうなあ。
もっと縦走する予定だから、ここは直進でしょう。
そう思い込んで、道しるべの脇をすり抜けて直進してしまいました。
踏み跡は薄いものの、ないわけではありませんでした。
この先の縦走路は、登山地図に登山道として赤線は引かれてありますが、ガイドブックには載っていない道です。
このくらいの薄さになってしまうのは仕方ないのかな。
何となく、そう思ってしまいました。

あの踏み跡は、私のように間違えてしまう人が多いからなのかなあ。
後で地図を確認すると、そのまま行くと、尾根を下って札金沢という沢に至ります。
崖マークはないものの、沢に至るというのはあまり良いことではありません。
遭難によくあるパターンです。
その沢から林道に出ることは可能だったのかどうか。
あまり考えたくありません。
もしかしたら、沢沿いに踏み跡程度の道はずっと続いたのかもしれませんが。
ともかく、かなり歩いて急な下りの斜面に至ったときに、これは少しおかしいぞと感じて来た道を戻りました。
ロスタイム、30分。

再び分岐。11:45。
今度は大人しく道しるべ通りに左折。
下っていくと、4年前の記憶に残るガレ場に突入しました。
斜面に強引につけた細く斜めの登山道が延々と続きます。
かなり歩きにくかったので印象に残っている道です。
そうだ、ここだ。
しかし、4年前と違うのは、トラロープが張られていたこと。
ロープに体重をかけるのは好ましくありませんが、軽く持っているだけで不思議と安心感が増し、バランス良く歩けました。

歩きにくい道を15分ほど歩いていくと平らな場所に出ました。12:00。
道しるべは無いようでしたが、「紺屋の休み場」に間違いないでしょう。
休み場という名にふさわしい休憩適地です。
眺望も開けています。
中高年の20名ほどのパーティが昼食をとっていました。
私も丸太の1つに腰をおろして昼食。
高川山や三つ峠がよく見えました。
一番上の写真がそこで撮影したものです。

さて出発。12:15。
4年前はその先の分岐から田野倉駅に下山しました。
しかし、14時前に駅に着いてしまって物足りなかった記憶があります。
今回は、御前山まで縦走する計画です。

札金峠。12:35。
登り返すと、下りてくる男性2人と遭遇。
「猿橋からですか?」
そう声をかけると、
「いやいや。今、ちょっと登って下りてきたところ。電車の写真を撮りに来たんだけど、登っても、電車は見えないね」
「あー、木が高いですもんね」
撮りテツさんだ。
こんな高いところから電車を撮るんだと感心しながら、急登を行きました。
馬立山まで、偽ピークに騙されること2度。
ここがそうかなと思うと、少し下って、またさらに急登が待っていました。

すれ違う人に問いかけたのは、ガイドブックに気になる描写があったからです。
「沢井沢ノ頭から御前山間にある岩場は基部を巻く。少しヒヤリとするところだ」
少しヒヤリとする?
どんなふうに?
岩場の基部を巻くのなら、普通ヒヤリとしないよね?
巻き道の幅が狭いの?
岩がハングしていて通行の邪魔をするの?
鎖はかかっているの?

馬立山への最後の登りで女性2人とすれ違いました。
「猿橋からですか?」
「そうですよ」
「岩場の基部を巻くところって、どんなふうですか?」
「あんなの平気よ」
「道幅、狭いんですか?」
「平気平気」
「・・・・・・・」
結局、具体的な情報は得られませんでした。

馬立山。13:15。
これまでの偽ピークと大差ない印象の場所でしたが、道しるべが立っていました。
ほっと一息。水分補給。
高機能タイツに短パンを履いた若い2人が登ってきたので道を譲りました。
見るからに「登れる」印象の2人でした。

急な登りの後は急な下りが待っていました。
崖っぷちの幅の狭い道なのに、やたらと急です。
あるいは痩せ尾根。
至るところにトラロープが張ってありました。
トラロープがなかったら、ここはどうやって下りるの?
この道、やばいなあ。

中央線沿線の低山は、人気の山域を少しでも外れると段違いに険しいです。
それは、高柄山で懲りていたはずなのですが、ついうっかりまたやってしまいました。
怖いなあ。
嫌だなあ。
そう思いながら、何とか通過。
縦走路のど真ん中では、もうどうしようもありません。
御前山のほうが下山口に近い。
もうそれだけです。

沢井沢ノ頭。13:40。
ここからは、ガイドブックの御前山のページに記録のある山道です。
道は比較的歩きやすくなり、斜面にはネットを被せた杉の幼木が植えられていました。
この作業をする方たちが山に入っている以上、過度に危険な場所ではないはずです。
それを心の支えに進んでいくと、ついに岩場の基部が見えてきました。
あれ?
普通の道です。
道幅も広いとは言わないけれど、岩場の基部としては十分。
と、一歩進んで、驚愕しました。
小石まじりの砂。
これが滑ります。
右手は切れ落ちた絶壁。
うわあ。
( ;∀;)

一歩滑ったらアウトですから、座り込んでにじり進みました。
岩場の基部、やっぱりおっかないー。
しかし、下りは短く、あとの登り道は滑ることなく立って歩いていくことができました。

心は折れながらも御前山の分岐へ。
馬立山で道を譲った若い2人が、戻ってきたのと遭遇しました。
「あれ?猿橋に下る道はなかったですか?」
「ああ。いえ、ありますよ」
「え。じゃあ、どうして?」
「前に、向こうから登ったことがあるんで。かなり急だったから、今回は、大月駅のほうに下りようと思って」
「あー・・・・・」

こんなに「登れる」印象の若い2人が「急だから」と言って避ける道。
どんな道でしょう?
いや、もう絶対やめたほうがいいですね。

礼を言って別れ、ともかくは御前山山頂へ。14:05。
岩がいくつか折り重なっている、岩場の山頂でした。
以前に高柄山まで縦走したときに朝一番に登った御前山は、上野原駅から徒歩で行ける山。
同じ御前山という名前ですが、この山は猿橋駅と大月駅の間くらいに位置する山です。
山頂で地図を開き、若い2人がどの道を選んだのか確認。
私もその道を選ぶことにしました。

さて下山。
この道も、険しい道でした。
ところどころ、尻もちをつくようにして通過。
厄王権現のあたりがクライマックスの険しさでした。
1つ目の赤い鳥居までくると、道はようやく穏やかになりました。
あとは普通の山道をとことこ下り、林道出合。15:05。
落ち葉が積もっていてあまり車も走っていない印象の林道をとっとこ下ると、岩殿山の岸壁が見えてきました。
甲州街道に出て、左折。
少し先にトンネルが見えたので信号を渡り、細い道のほうに入りました。
さらにもう1本線路沿いのほうに曲がり、岩殿山への登山口の道しるべを2つ見た先、だんだん道が商店街になってきて、大月駅に着きました。15:35。
あー、無事で良かった。
(^-^;





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