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2014年09月18日

尾瀬沼・尾瀬ヶ原を歩いてきました。2014年9月。




連休は尾瀬を歩いてきました。
9月14日(日)7:20、新宿駅新南口高速バスターミナル出発の尾瀬号に乗車。
新宿駅新南口とは言いますが、新宿駅からは遠く、代々木駅が最寄り駅です。
代々木駅のホームには、「高速バスターミナル」を案内する表示があり、表示の通りに東口を出て左に曲がると、もうすぐ目の前に待合室の建物がありました。
徒歩1分でした。
バスは定刻に発車。
空も晴れているし、順調すぎて怖いくらい、と思っていたら、関越自動車道は大渋滞。
大清水に11:30到着予定のバスなのに、到着は2時間15分遅れの13:45。

バスを降りると、半透明の白いフワフワしたものが空中を浮いていました。
ああ、これは何だっけ。
何か虫のようなものだ。
秋から冬に見られるものじゃなかったかなあ。
尾瀬はもう秋なんだなあ。
渋滞に焦る気持ちが一気に鎮まりました。
支度をして出発。13:50。

まずはバスが入ってきたそのままの方向に、広い砂利道を歩きだしました。
ここから先は一般車の通行は禁止です。
低公害車が試験運転で何台も往復していました。
夏から秋の休日は、登山者も乗車できるみたいです。
ネットで事前に申し込むとか、山小屋の受付で申し込むとか、何か手続きが必要だったと思います。

一ノ瀬休憩所。14:30。
まだ昼食を食べていませんでした。
休憩所のベンチは、下山してきた人たちで満杯。
一番奥の岩に座って、おにぎりを1つ食べました。
さて、出発。14:40。
ここから、三平橋を渡ると、山道です。

同じ道を、2年前も歩きました。
下をクリックすると、そのときのブログがすぐ開けます。
http://seghi.tamaliver.jp/e319913.html
今回、出発する前に読み返したのですが、自分が記憶していた以上に東日本大震災が影を落としている内容でした。
あのときは、木段が壊れているのを見ても、震災の影響かなとつい想像してしまいました。
通行危険な木段は、2年後の今年は、きれいに直されていました。
でも、他の木道の腐敗が始まっていました。
尾瀬の木段・木道は、全長65km。
なかなか手が回りきらないのでしょう。
尾瀬の自然に配慮し、防腐剤等は使っていないそうです。
10年しかもたず、次々付け替えていかなればなりません。
注意して歩けば、大丈夫です。

あのときは初めての道で、不安もあったので長く感じましたが、今回は日没前にテントを張りたかったのでどんどん登っていったら、何かあっという間に岩清水に到着しました。15:00。
おいしい水を一杯汲んで飲んで、またたったか登ったら、すぐ三平峠。15:15。
ここから下りです。
気楽にたったか歩いて、尾瀬沼の湖畔に建つ、尾瀬沼山荘。15:30。
ここまでくれば大丈夫。

尾瀬沼ヒュッテ。15:45。
ここで手続きです。
テン場使用料は、800円。完全予約制です。
ネットから簡単に予約できます。
缶ビール500mL、650円も購入。
小屋の玄関は広く、ビールその他の自動販売機もあって、便利でした。
確か、テント宿泊者も有料で入浴できるはずです。
尾瀬のお風呂は、石鹸・シャンプーの使用自粛が前提ですので、汗を流すだけですが。

尾瀬の山小屋は比較的便利で、予約制なので過剰な混雑もありません。
きれいな山を歩いてみたい。
山小屋に泊まってみたい。
そういう人にはハードルが低い、泊まりやすいところだと思います。
私も、山小屋デビューは尾瀬でした。

テン場は、1つ1つ独立し、1つのデッキに1つのテントを張るシステムです。
整地の心配がいらず、地面から冷えがしんしんと上がってくるということも少ない、快適なテン場です。
2年前は、尾瀬沼ヒュッテで番号札をもらって、その番号のデッキにテントを張らなければなりませんでした。
自分がもらった番号のテン場に行ったら、既にテントが張られていて、小屋に戻って確認したりしまた。
今回は、番号は関係なく、早く着いた人から好きなデッキにテントを張れるシステムになっていました。
そのほうがいいですね。
当然、トイレや水場に近いほうから埋まっていきます。
11番のデッキが空いているのを発見。
テントを張りました。

少し離れたところに立派な水洗トイレがあり、その前が水場になっています。
水を汲んできて、コンロに火をつけて、お湯がわくのを待ちます。
テント泊まりの中でも、好きな時間の1つです。
食事は安定のマルタイ棒ラーメンと、コンビニおにぎり。
粗末な食事ですが、汗をかいて登ってきたので、ビールがおいしい。
ビールを飲み終えたら、担いできた缶ハイボール。
ささやかな宴会です。

樹間から見える遠くの空が赤い。
のんびりと尾瀬沼のほうに下りていき、他の人たちと木道に並んで、夕陽を眺めました。

食事を終えた頃に日も暮れて、暗くなるともう何もすることがありません。
テントに入り、横になって、小型ラジオを着けました。
関越自動車道上りは、事故により通行止めとの交通情報。
どんなに渋滞でも、動いてくれていただけ有難かった。
今回は、NHKだけでなく、民放局も電波が届きました。
デッキの位置のちょっとした差なのでしょうか。
イヤホンで小さい音でラジオを聴きながら、うとうとするのもテント泊での好きな時間です。

夜8時頃、トイレに起きだしていくと、さっきまで小屋の外で星空観察会をしていた様子で、木道は、人通りが多く賑やかでした。
頭上は満天の星。
上空を横切る白く煙る天の川まで見えます。
降るような星空でした。

尾瀬は、若い子もたくさん来ています。
山を始めたばかりの様子の子もたくさんいます。
きれいだねえ、凄いねえと言い合う声が聞こえてきます。
この世の本当にきれいなものが、消えずにここにあることの幸せ。
身体が冷えてくるまで、飽きず空を眺めました。

9月15日(月)、5:00起床。
テントを撤収して、朝の散歩。
尾瀬沼には朝霧がたちこめていました。
木道の脇には、エゾリンドウ、ウメバチソウ。
戻ってきて、売店前のベンチで朝食をとりました。
カフェオレとカロリーメイトの朝食です。
アルファ米のドライカレーに水を入れて、ザックの一番上にしまって、さて出発です。6:30。

今回は、山には登りません。
尾瀬ヶ原を歩いたことがまだなかったので、のんびり歩いて鳩待峠まで行く計画を立てました。
計画を立てたときは、夏の朝日岳を歩いた直後で、夏期講習の疲れもたまっていて、あー、とにかく尾瀬でのんびりしたいと思ったので、こんな楽な計画になりました。
今となっては、夏期講習の疲れって何だっけ?というようなものです。
何で山に登らないんだっけ私は?
しかし、帰りのバス時刻との兼ね合いでいくと、燧ヶ岳に登るのは、ちょっと難しい。
昨年の台風で見晴新道が流失し、歩けないため、ロスタイムが大きいのも一因。
崩落ではなく、流失。
登山道が流失。
最初に聞いたときは、え、と思いましたが、状況がよくわかる描写ですね。
この10月には、見晴新道は修復が終わるそうです。

ときどき立ち止まって、木道脇の花の写真を撮りながら、のんびり歩いて、沼尻休憩所。7:20。
連休3日目ということもあり、尾瀬は比較的空いていました。
ほどよく人がいて、自分のペースで歩いていけます。
白砂峠。7:40。
この辺りは、沢沿いの普通の山道の印象です。

どんどん下って、見晴。8:50。
さあ、ここから尾瀬ヶ原。
至仏山が見えてきました。振り返れば、燧ヶ岳。
前を眺め、後ろを眺めの繰り返しで、なかなか先に進みません。
木道にも休憩できるベンチかそこかしこに用意されています。
至仏山からも燧ヶ岳からも同じくらい遠い、尾瀬ヶ原のど真ん中で休憩。
2年前と比べると10日ほど早いので、尾瀬の草紅葉はまだ始まったばかりでした。
それでも秋の風情はあります。
静かです。
中高年のグループが、遠くからゆっくりやってきて、ゆっくり通り過ぎていく。
お湯を沸かし、コーヒーを飲みながら、そんな様子も眺めていました。

山ノ鼻。10:55。
ここは、至仏山の登山口にもなっています。
高天ヶ原に通じる、上り専用の登山道です。
蛇紋岩という滑りやすい岩が多いため、下りに使うと危ないし、その岩を避けようとして登山道からはみ出して歩いてしまう人が多く、植相保護のため上り専用にしたと聞いたことがあります。
この道も、1度歩いてみたいなあ。
尾瀬は、まだ歩いたことのないコースがたくさんあります。

今回は時間もないので、まっすぐ鳩待峠へ。
この道は、熊の目撃情報が多く、熊鈴の使用が呼びかけられています。
木道の脇に鐘が設置されている箇所もありました。
カーンと鳴らして、人間がいることを熊に知らせましょう、というもの。

この夏、東北の朝日連峰を歩いたとき、避難小屋の管理人さんと呑んだのですが、そこでも熊の話題になりました。
朝日連峰に熊がいるのは、当たり前。
でも、熊鈴なんかしても意味がないと管理人さんは言っていました。
熊鈴の音が聞こえる前から、熊は、人間が来ていることに気づいている。
気づいているが、興味がない。
人間が登山道を歩いている分には、熊は、襲ってこない。
ただ、山小屋の前の水場は沢からひいていて、水が詰まらないように、定期的に掃除に行かないといけない。
そのとき、熊に出くわすのは、本当に怖い。
そんなときの熊は、人間に襲い掛かってくる。

朝日連峰は森林限界を越えた草原の山で、見通しが良く、それが人間にとっても熊にとっても平和をもたらしているのでしょう。
人間の食べ物の味を知らない、性質の良い熊の話という印象でした。

尾瀬の山の鼻は、樹木が多く、沢音も大きいので、熊が、人間の気配に気づけない場合が多いのかもしれません。
熊がしっかりしたテリトリーを持っていて周辺の地形を把握していれば、人間との不幸な出会いは少ないと思うのですが、熊って、かなり広い範囲を動きまわり、確定的なテリトリーを持っていないらしいですね。
土地勘のない熊が、ひょこっと人間に出会って、逆上する。
草食が中心の臆病な動物なのに、何であんな爪と牙があるのかなあ。
出くわしてしまうのは、お互いにとって不幸です。
設置されている鐘の他、持参の熊鈴もカンカン鳴らしながら歩いていきました。
熊は夜行性で、出くわす可能性が高いのは朝と夕方と聞きますが、念には念を入れて。

鳩待峠までは木段の上りが中心で、かなり汗をかきました。
木段の途中にたくさんベンチが設置されていて、好きなところで休めます。
最後の最後でたくさん汗をかき、鳩待峠。12:10。
ここから尾瀬戸倉まで、バスもありますが、休日は、乗り合いタクシーも運行中。
バスと同じ料金で、尾瀬戸倉まで行ってくれます。
席が一杯になると、出発。

尾瀬戸倉。12:45。
ここで日帰り入浴。
もちろんビール。
飲み終わってもまだ時間はたっぷりあり、尾瀬についての展示物などを見学。
熊の毛皮に触ったり、尾瀬に関するビデオを見たり。
15:30。予約していた新宿行きの高速バスに乗りこみました。



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