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2014年04月21日

外秩父七峰縦走ハイキング大会、完歩しました。2014年。

外秩父七峰縦走ハイキング大会、完歩しました。2014年。

昨日、2014年4月20日(日)、第29回外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加しました。
去年は雪、一昨年は雨、そろそろ快晴になるんじゃないか、なったら暑くて大変だぞー、と恐れていましたが、天気は曇り。気温は3月並み。
1日歩くには、ベストコンディションです。

三鷹から電車を乗り継いで乗り継いで、6:29、小川町駅へ。
駅前には、埼玉県のマスコットキャラクター、コバトンがお出迎え。
カメラを向けると、翼を開いてポーズをとってくれました。
コバトン、ありがとう。

さて、受付を済ませて出発。6:35。
今年の参加賞は、おなじみのミニタオルと、紺色の手袋でした。
一昨年にもらった緑色の手袋と同じタイプです。
厚手で滑り止めが貼ってあるので、冬場の山歩きに重宝しています。
擦り切れる前に、もう1組予備がもらえた。
軽くてかさばらず、嬉しい参加賞でした。

まずは車道歩きです。
官ノ倉山登山口手前で渋滞が始まりました。7:20。
ゆるゆるとではあるが動いているので、まずは順調と思っていたら、今年は渋滞中なのに追い越していく若者が多くて、ちょっとびっくりしました。
日本人も変わってきたものだ。
立ち止まっているのは渋滞しているからで、みんな我慢して順番待ちしてるんだぞー。
順番は守れー。
それは、追い越しではなく、横入りだぞー。

もう少し行けば官ノ倉山の鎖場で、そこには毎年スタッフが立って参加者の指導をしているから大丈夫だろうと思ったら、ここでも追い越し。
立っていたスタッフは若い子で、追い越しを見てもにこにこして、ただ立っているだけ。
あー、何にもわかってないや。
この鎖場は、何通りもコースがあるので、昔は、無理な追い越しのかかった場所。
落石の危険もあり、朝一番にそんな無理をするから、数年前には倒れた人もいました。
その翌年から、ここにはスタッフが立つようになりました。
ルールを守れない若者も、
「危険ですから、一列になってお進みください」
と声をかけられて、まだ無視するほどの無法者ではないはずです。
言われれば、その通りにするでしょう。
今までのスタッフは、毎年そういうふうに声をかけていたのに、この若いスタッフは、自分が何のためにそこにいるのか理解せず、ただ立っている。
上司に言われたから、そこにいるだけなのか?
何のために、何をしに来ているのか、考えて仕事しろよー。
ふんっ。

と朝から腹を立てていると、山というのは不思議なもので、心の中に好々爺が下りてきます。
まあ、そうイライラしなさんな。
たかが何十人かが横入りしたところで、完歩できなくなるわけじゃなし。
休日にわざわざ遠い山にきてイライラしていたら、もったいないでしょう。

この縦走大会は、参加費無料で1日楽しませてもらえます。
鉄道会社主催の大会で、普段は使わない鉄道を利用するのだから、主催者側にメリットがあるんでしょ、とうそぶくこともできるけれど、やっぱり感謝して歩きたい。
もし来年中止になったりしたら、ものすごくがっかりしますから。
鉄道会社の人だけでなく、地域の方もたくさん協力してくださっている大会なのですし。

横入りとかマナー違反とか渋滞とか、そういうことが嫌なら、なんでもない日に1人で同じコースを歩いたらいいんですよね。

稜線に上がると流れがよくなり、やがてまた詰まり気味になると、官ノ倉山チェックポイント。8:00。
カウントしているスタッフの方に、「1960番です」と教えていただきました。
順番的にも、まずは順調です。
そこから、常に前に人はいるものの、まずまずの流れで下山し、車道に出ました。
以前は、官ノ倉山からの下山は大渋滞が起きたところでしたが、整備が進み、歩き易くなったので、渋滞は随分緩和されました。

さて、ここから長い車道。
この先の笠山への登りを考えますと、ここで失速してしまう人を前に置くのは大変なタイムロスにつながります。
この縦走大会。勝負は山道ではなく、車道なのである。
山道でやたら先を急ごうとするわりに、車道に出ると安心するのか仲間としゃべりながらのんびり歩いたり休憩をとったりする人がいますが、戦術としては、あまり上手くありません。
車道こそ、追い抜く絶好のチャンスです。

和紙の里。8:40。
ここでもコバトンのお出迎え。
私は以後は出会えませんでしたが、この先も、堂平山、ゴールと、参加者の先回りをしてはお出迎えをしてくれたようです。
手を振って、感謝を表し、先を急ぎました。
建物をまわりこんでの急坂から、眺めの良い舗装された林道へ。
この林道が長く、暑い日には苦しいところです。
今回は肌寒いくらいで、身体に熱がこもらず楽に歩いていけました。
途中、山道と舗装道路の分かれ道があります。
どちらのコースをとっても良いことになっています。
舗装道路は遠回りだけど渋滞はない。
山道は近いけれど渋滞必至。
入り口はわりと動いているようだったので、山道を選択しました。
この山道、道が細いのと、斜めの段差があって歩きにくい箇所が2か所ほどあるので、そこでためらう人の少しの時間が積もり積もって自然渋滞が起きてしまうようです。
でも、恐れていたほどの渋滞ではなく、通過できました。

再び舗装された林道へ。
ゆるく登ったり下ったりして、萩平丁字路。9:50。
ここでも、山道と舗装された林道の二択。
ここの山道は、例年、本当に大渋滞の起こるところです。
土の道が滑りやすいのと、林道との交差点の段差がきつく手間取る人が多く、やはりそこでの少しずつの時間が積もり積もった自然渋滞が起こるようです。
スタッフの方の誘導もあり、ここは、林道を選択。
そして、いよいよ、山道一択。
避けようのない大渋滞が始まりました。
それでも、少しずつですが動きはあり、のろのろと流れに乗りながら、水分を補給したり、メモをとったり、ゼリー飲料を飲んだりと、立ち休憩しながら、ゆっくり登っていきました。
急登も、これだけスピードが遅いと、楽だー。
急登は、渋滞がむしろ有難い。
(#^^#)

笠山チェックポイント。10:55。
そこからはちょっと歩きにくい下り坂。
やがて道は平坦になり歩きやすくなって、林道を2回横切り、またぐぐっと登っていきます。
全体に流れが良くなってきました。
登山道が広く、追い越しやすい道なので、ここは自由に追い越しながら、堂平山。
広い広い山頂です。
ガスで曇って視界ゼロでしたが、晴れた日には気持ちの良い草原の山頂です。
平らな山頂の道の先は、また樹林帯。
そして堂平山チェックポイント。11:30。
美味しそうな売店が並び、心動かされるところ。
キノコ汁とか、ヨモギ餅とか、ワッフルとか、ピザとか、コーヒーとか、本当にいろいろあるみたいです。
帰ってから、この大会に参加した方の記録を読んだら、ここでの買い食いを楽しまれている方が多く、しかもタイムは私と同じくらいでした。
私も来年は、もっと余裕をもって大会を楽しもう。
花の写真をたくさん撮って載せている方も多くいらっしゃいました。
足元にも頭上にも春の花、きれいでしたもんね。

ここからまた舗装された林道です。
林道の終わりが、剣ヶ峰チェックポイント。11:40。
その先は、丸太の短い急坂。
急坂を越えればすぐ、剣ヶ峰山頂。
そこからは、歩きやすい下り道でした。

そして、また林道と交差し、白石峠。
ここから、長い長い丸太の階段を登ります。
土が流れ落ちてしまい、丸太が飛び出している登りにくい階段が延々と続きます。
前を行く人たちが右側に一列で歩いていてくださり、左側に追い越し専用レーンができていました。
マナーいいなー。
そこからは快適なアップダウン。
本日のコースの中でも山道として一番味わいのあるところと感じます。
晩秋などに訪れたくなるような。

岩がちな上り坂でまた少し渋滞。
それも下りになればすぐ解消されて、定峰峠。12:35。
売店があり、ペットボトルを購入しました。
スポーツドリンク1本と、コーラ1本。各170円。
ここで大休憩。昼食です。
梅干しおにぎりがパクパク食べられました。体調万全です。
しかし、トイレ待ちにかなり手間取りました。
水の補給をここでするのは動かないけれど、休憩ポイントを再考します。
出発。13:00。

ここから大霧山まで、例年、長く苦しいです。
急な登りが3回ある。
偽ピークに騙されるな。
どうやったって、1時間はかかるんだから。
そう自分に言い聞かせ、3回目の登りを終えて、いったん下った先に、本物の山頂が見えてきました。
大霧山。14:00。
去年は雨上がりで、武甲山などの素晴らしい眺望がありましたが、今回はすべて雲の中。
ここから、急な下りの連続です。
慎重に慎重に。
粥新田峠。14:20。
桜の咲く舗装された林道から、車がときどき通る車道へ。
秩父高原牧場が見えてきました。
暑い日には、ここでの牛乳やアイスその他の販売がオアシスで、行列ができますが、肌寒い今日は、並ばずにソフトクリームが買えました。300円。
牧場のソフトクリームは濃厚でおいしい。
食べながら、車道を歩いていきました。
緩い上り坂が続きます。

再び山道へ。
短い登りながら、体力の尽きた人による渋滞も少し起こるところです。
頑張れ頑張れ。
道はいったん平坦になり、また登って、皇鈴山チェックポイント。15:15。
いったん林道に出て、またすぐ登り。
ここも短い登りです。
もう登りは、本当にこれが最後。
ついに最後の登谷山チェックポイント。15:35。
あとは下るだけです。
舗装が壊れかけてごつごつと歩きにくい下りを終えると、あとは車道ばかりです。

釜伏峠。15:45。
日本水(やまとみず)という地元の名水と、果物・漬物を地元の方がふるまってくださる、縦走大会随一のオアシス。
今年は、夏みかんと梅干しでした。
疲れた身体に酸味が効きます。

また元気が出て、さあラストスパートです。
ひたすらに舗装された林道を下ります。
走る人も現れます。
走ることは禁止されている大会ですが、この最後の林道を走るのは車にさえ気をつければ自己責任で構わないでしょう。
他人に迷惑はかけませんから。
私は、ここで走ったら膝がどうにかなると思うので、走りませんでした。
早歩き程度です。
歩いて歩いて、ゴールの鉢形城跡。17:15。
今年も完歩記念のタオルマフラーをいただきました。




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