たまりば

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2014年03月06日

中学生は「断捨離」禁止です。


3月となりました。
学年末テストの結果も出始めていますが、その結果は、また後日報告するとして、今回は、気が早いようですが、その次の新年度の1学期中間テストの話を。

近年、東京の公立中学では、定期テストの日程はどんどん前倒しになる傾向があります。
1学期は6下旬の期末テストだけ、という学校もありますが、1学期に中間テストも行う学校ですと、GWの翌週にはもう中間テストという学校も少なくありません。
新年度のあれこれで授業なんて正味2週間分もなかったですよね?というタイミングでの中間テスト。
そのテスト範囲はどうなるのかというと、ざっくりと「前年度までの復習」という場合もありますが、もっと厳密に、前年度の学年末テストの後に学習したことがテスト範囲になることも多いです。
明確に範囲として指定されます。
たとえば、新中2ならば、中1の教科書の「何ページから何ページまで」とテスト範囲一覧表に明示されます。

去年も、そういうことがありました。
そして、恐ろしいことに、その新中2の生徒は、春休みに中1の教科書やワーク・問題集などを全て捨てていました。
テスト勉強したくても、そのための教科書もワークも捨ててしまっていたのです。
数学ならば、範囲さえわかれば、何とかなりますが、国語や英語の教科書やワークを捨てると、もう本文がわかりません。
(@_@;)

これは、その子に限らす、毎年そこらじゅうで起こる悲劇です。
お母様が春休みにうっかり声かけをしてしまい、その悲劇の引き金をひいていることもありますので、どうかご注意ください。

「春休みなんだから、部屋を片付けなさい」
と、お母様が注意します。
普段なら、「部屋を掃除しなさい」とどれだけ怒っても聞き流す中学生が、なぜかそのときは、言うことを聞いて掃除します。
春休みは、何かそういう気分になりやすいのでしょう。
新学年のスタート。
部屋を片付けよう。
その気持ちは、わからなくもありません。
「片付けることは捨てること」という近年の流行も少しは影響しているのでしょうか。
教科書もワークもノートも、終わった学年のものは全部捨てましょう。
ああ、せいせいした。
そうなってしまいます。

そのようにして、1学期中間テスト範囲の国語や英語の教科書・ワークを失い、新学年の第一歩からつまずいてしまいます。
学校の先生が一言注意しているはずなんですが、聞いていないか、聞いても忘れてしまっているんでしょう。

国語や英語の教科書だけではありません。
社会科は、中3になっても、まだ、「歴史」の学習は続く学校が大半です。
場合によっては「地理」の学習さえまだ残っている学校もあります。
なのに、何も考えずに歴史や地理の教科書を捨ててしまう子がいます。
頭の中でそういうことが結びついていないのでしょう。
捨てるときに、これを捨てるとどうなるのか、何も考えていない。
何もかも捨てたくなってしまう。
気分が全てを支配する。
大人の「断・捨・離」とは、この辺が違います。

「歴史」の教科書を捨ててしまった場合。
これは1学期の中間テストだけでは終わらず、2学期までひきずることが多いので、困ります。
保護者が学校に電話して、いろいろと手配しなければなりません。
子どもに任せても、多分どうにもなりません。
捨ててしまったことを先生に報告すると、怒られます。
これが高いハードルとなり、大半の子は、跳びこせません。

「先生に言ったの?」とお母様から訊かれる。
「言った」と嘘をつく。
「いくらだったの?」
「無料だった」と嘘をつく。
そのうち言うからと、自分をごまかすばかりです。
あるいは、教科書を捨てて困っていることさえ、親に話さない子どもも多いと思います。
怒られますからね。
(^_^;)

結局、違うクラスの友達から毎時間教科書を借りて済ませます。
しかし、それでは、テスト前に手元に教科書はありません。
なんだかもう、準備段階ではるか後方からスタートです。
テスト前に教科書なんか使わないとは言うのですが、やっぱり、そういう訳のわからないモヤモヤのある教科の成績は伸びないです。
(-_-;)

そもそも。
高校入試が終わるまでは、中学の教科書や参考書・問題集は、捨てないでおきましょう。
受験勉強でわからないことが出てきたときに、教科書は、フルカラーだし情報が豊富で、やっぱり便利です。
社会や理科は、教科書を捨ててしまうと、3年分のフルカラーの参考書を買い直さなくてはならなくなることが多いです。
基本がわからなくなったとき、受験用にコンパクトにまとめてあるテキストでは、よくわからない場合が多いのです。

掃除のときは、保護者の方が、捨てるものと捨てないものとを判断してあげてください。
捨てる物として子どもが出した束をチェックしてください。
この先も使う教科書が、「捨てる物」の段ボールの中に入っているかもしれません。

小学校時代は、入試もなかったので、1年ごとに学用品を全部捨てるのが当たり前になっている子は多いです。
その習慣が残っていて、失敗してしまう中学生がいます。
周囲の大人が気をつけてあげてください。



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