たまりば

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2012年10月15日

武川岳・大持山・小持山・武甲山縦走 2012年10月



10月14日(日)、秩父の山を縦走してきました。
三鷹から国分寺、東村山、所沢と電車を乗り継いで、飯能駅へ。
西武線は接続がスムーズで、便利です。
三鷹から飯能まで、1時間で到着。
飯能駅北口から7:10発のバスに乗り、名郷で下車。8:05。
バス停から少し戻る位置に、立派なトイレと地図の描かれた看板がありました。

道標は特にありませんでしたが、地図を確認し、川に沿った道に入っていきました。
キャンプ場が見えてきたところで、戻る感じに右折。
ここから上り道です。
以前に来たのは、8年前。
記憶もあいまいですが、ここも、林道が伸びた印象でした。
いつまで舗装道路が続くのかなあ、と不安を感じる頃、1つ目の道標を見つけ、まずは安心。
やっと登山道が始まった、と思ったら、無理に作られた感じの細い道で、ただのショートカットコースでした。
また林道に出て、そこには大きな掲示があり、そこからは本当の登山道。
植林帯の細い道でした。
そろそろ尾根に出られるかな、と思う頃、う回路の掲示を見て、がっかり。
尾根道は、今は通れなくなってしまっているようです。
いや、尾根道そのものが、削られて、なくなってしまったのでしょう。

秩父の山は、石灰岩の山。
セメント会社が所有し、石灰石を採掘しています。
山が、削られて、なくなっていきます。
資源の乏しい日本。
でも、セメント原料は自給率100%。
それは、こういうことなんだなあ。
しかし、資源は必要。
外国から輸入すれば、外国の山がこうなるだけです。
一概に良いとか悪いとか言えることではなく、考えこんでしまいました。

人工的に造られたう回路は、山の斜面をまいていき、中腹から急に上がっていく道でした。
こういう道は、やはり、あまり良い印象の山道ではありません。
登山道の品格を損なっている、というのは少し大げさかな。
楽しみにしていた天狗岩も、削られてなくなってしまったかなあ。
そう思いながら急登を上り、尾根に出ました。
フェンスが張ってあり、そこから採掘場を見下ろすことができました。
休日なので、重機があるだけ。
人の姿はありませんでした。

そこからは、尾根道でした。
しばらく行くと、天狗岩。
良かった。天狗岩は、まだありました。
岩屑をぐしゃぐしゃに積んだみたいな岩場です。
8年前に来たとき、ルートが読めないと悩みながら、がむしゃらに登りました。
今、改めて見ると。
うーん。やはり、ルートが読めない。
というより、どこからでも、登れる?
というわけで、適当に登って、天狗岩山頂。9:05。

快適な尾根道を登って、武川岳山頂。10:10。
ここは、いくつかのコースが集まる十字路で、本日初めて、他の登山者と遭遇しました。
ベンチに座って、汗を拭き、水分補給。
空も晴れてきました。

さて、妻坂峠へ。
急な下りが始まりました。
トレッキングポールなしで立って歩いていける限界くらいの傾斜を、おっとことー、すっとことーと下っていきました。
若干スピードが出ているのは、技術があるからではなく、止まらないんだよー。
転んだら、終わりです。
それでも、あまりプレッシャーを感じずに歩けたのは、空と道が明るかったからだと思います。
妻坂峠。10:35。

ここからは、本日一番の長い急な上りでした。
登山道がえぐれ、土嚢を入れてもさらにえぐれて歩けない状態でしたので、申し訳ないけれど、その脇の尾根を歩きました。
アキレス腱がよく伸びる感じの急登です。
単調な一本調子の上り坂。
でも、広葉樹林の明るい道です。
足もとには、山栗とドングリがたくさん落ちていました。
栗のイガだけでなく、中身が詰まっているのが落ちているのは、珍しいなあ。
豊かな山です。

ふと顔を上げると、向こうから登山者が見えてきました。
逆コースのほうが、この山は、楽かもしれないと考えていたら、何か生き物が登山道を横切って走り抜けていきました。
犬?
それにしては、足が短かったような?
すれ違う登山者と挨拶をして、
「・・・・・・今の、イノシシですか?」
「そうそう。イノシシですよね」
と確認しあい、別れました。

イノシシに体当たりされるのは、まずい。
見ていると、イノシシは、また登山道を横切ったので、熊鈴を手にとり、ガンガン鳴らしました。
イノシシは、一目散に斜面を下りていきました。
ごめんねー。
日曜日には、登山道に来ないでねー。

大持山の手前、鳥首峠との分岐は、展望の良い、晴れ晴れとした場所でした。
上の写真がそこです。11:45。
大持山は、狭く、木に囲まれている場所だった記憶があるので、ここで昼食。
大持山のほうから、ときどき人が下りてきます。
やはり、このコースは、逆に歩くほうが普通のようです。
どちらを歩いても危険度は同じくらいなので、体力的には、逆コースのほうが楽かもしれません。
さて出発。12:00。

すぐに大持山到着。12:05。
8年前に来たとき、このあたりは、ツツジが美しかったところです。
アカヤシオはほぼ終わっていましたが、シロヤシオとミツバツツジがきれいだった記憶があります。
しかし、ツツジの咲くところって、大体ややこしい岩場なんですよね。
(^_^;)
道は、岩がちになってきました。
そんなに難しい岩場はありませんでしたが、切れ落ちているところもあるので、慎重に歩を進め、小持山。12:35。
山頂を少し過ぎると分岐。
左は「武士平」という道標もあり、赤いリボンもつけられていますが、何の表示もない右へ。
右が、武甲山への縦走路です。
岩がちな下り道。
武甲山が大きく見えています。
こちらから見る武甲山は、緑豊かな山だなあ。

やがて道が緩くなり、また少し上ったり下ったりを繰り返し、シラジクボ。13:10。
ここからは、また急登でした。
本日最後の上りを頑張って、武甲山山頂。13:45。
武甲山は、観光的に整備されている山なので、トイレもあります。
神社を回り込んで奥に進むと、展望台。
フェンスの下には、石灰石の採掘場。
そして、眼下に横瀬の街並み。
8年前は、羊山公園の芝桜がきれいに見下ろせました。

さて、下山。浦山口登山道へ。14:05。
道標には、「駅まで約3時間」とありますが、よほど歩き慣れていない人でない限り、そんなにはかからないと思います。
多少急な下りもありましたが、歩きやすい広い道もあり、変化を楽しみながらどんどん下りていくと、水音が大きくなっていき、沢が見えてきました。
水量豊富で、小さな滝もいくつかあります。
迫力ある眺め。
その脇をずっと歩いていくと、林道終点。15:10。
そこからは、砂利道の林道でした。
沢沿いの道で、道幅もそう広くないせいか、林道といってもストレスが少なく、楽しく歩き続けていくと、やがて民家のところまで下りてきました。
セブンイレブンの看板が見えたところで左折し、急坂を上ると、秩父鉄道浦山口駅。16:05。
16:29発の電車は、西武線直通池袋行き。
ラッキーです。
横瀬駅で途中下車し、武甲温泉に寄ることも考えていたのですが、便利な電車が来たので、やっぱり、まっすぐ帰ろう。

でも、武甲温泉は、良い温泉です。
3回ほど入ったことがあります。
脱衣所からすぐ露天風呂の隣りのデッキに出ることが出来て、ビールの自販機が置いてあって、お風呂上りに、爽やかな風に吹かれながらビールを飲めるところに、個人的には一番感動しました。
今は、変わっているかな?
(*^_^*)

武甲山が、車窓から大きく見えました。
山腹から山頂まで削りとられた姿。
何度眺めても、その姿は、不思議な印象があります。
昔の武甲山を知る人には、痛ましい姿なのだろうと思います。

私は、削られた武甲山しか見たことがありません。
そのせいか、ある種の勇猛さも感じます。
削られてなお、この山は、なんて美しいのだろう。
車窓から見えなくなるまで、仰ぎ続けました。



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