たまりば

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2012年07月01日

夏期講習にご参加ください


さて本日は、夏期講習の話。

上のお子さんに受験経験があるお母様は、普段は塾に通わせているお子さんの夏期講習を欠席させることは、まず考えることはないのですが、ときどきふっと、お子さんの要望に負けてか、夏期講習を完全欠席させてしまうお母様がいらっしゃって、塾としては、ぞっとします。

セギ英数教室も、ひと夏みっちりと夏期講習を行いますが、それとは別の一般論として、これをお読みください。
もう塾をやめるつもりならばいい。
でも、今、通わせている塾に、9月以降もそのままお子さんを通わせたい場合、夏期講習を欠席するのは、まずいです。

以前に勤めていた塾でも、どれだけ勧めても、どうしても夏期講習に参加しない生徒が出てしまうことがありました。
印象に残っている子でいえば、1人は、小6の男子。
「秋にピアノの発表会があるので、その練習に集中したい」
という謎の理由を1度聞いたきり、電話にも出てもらえず、ひと夏、その子は、塾に現れませんでした。
その子が塾で習っていたのは、算数。
当時、私が勤めていた塾では、学年とは関係なく個人のペースでどんどん勉強を進めていくコースがあり、その子もそのコースに通っていました。
どちらかといえば算数は苦手で、学校の進度と追いつ追われつというペースの子でした。
6年生の1学期といえば、分数の四則計算を習う大切な時期。
しかし、学校で通りいっぺん学んでも、身につかないのが分数計算です。
保護者の中には、ご自分の経験から、分数計算くらい自然に身につくと思っていらっしゃる方がいらっしゃいますが、授業が減り、練習量が減っている現代の小学生は、そんな基本的なことすら、学校の練習だけでは身につきません。
9月に再び塾に現れた彼は、1学期には何とか定着したはずの分数のたし算とかけ算の区別がつかなくなっていました。
分数のかけ算なのに、通分する。
分数のたし算なのに、約分する。

そのとき、そのコースに通う6年生男子が彼1人だったのも、よくなかったのかもしれません。
そして、5年生の男子は、3人。
彼らは、ひと夏みっちりそのコースで予習を進め、分数計算まで進んでいました。
自分たちが出来ることが出来ない6年生に、彼らは注目します。
それほど悪気はないんですが、やっているのは、同じテキストです。
「あれ、俺より遅れてる」
なんてことを言ってしまうのを止めることはできませんでした。

6年生としては、5年生なんかに遅れをとりたくない。
慌てて、必死に先に進もうとします。
でも、あせればあせるほど、計算ミスが増え、混乱は増すばかり。
計算は、そのときの精神状態が大きく左右します。
あせればあせるほど、間違えてしまいます。

結局、9月いっぱいで、その6年生男子は、退会してしまいました。
あれから、どうなったのか。
心残りのある生徒です。

退会するつもりの塾なら、それでも構わないでしょう。
でも、続けるつもりの塾だったのに、9月になってお子さんの足が向かなくなる不幸は、避けたいです。


もう1人は、中学生男子。
私がその子に教えていたのは、英語でした。
夏は、田舎にも帰るし、部活もあるし、旅行も行くから、夏期講習は受けられない。
日程的に受けられないのは仕方ないのですから、補講してください。
お母様からそういう要望つきでの、夏期講習欠席。

塾長からその話を聞いたときには、耳を疑いました。
集団指導塾ですから、夏期講習は、全部で20回ほど授業があります。
その全部を欠席して、その補講?
そんな時間、どこで作れるの?

夏は、時間に余裕があるから、じっくりと復習と予習ができます。
それを欠席してしまったら、もう、それの補講をする時間は、生徒の側も、講師も側も、作れません。
もちろん、夏期講習を欠席したといっても、塾の生徒なのですから、2学期の授業の中で、ついていけない様子ならフォローします。
しかし、根本的な解決にはなりません。

夏期講習の英語といえば、中1は、名詞・代名詞の複数形や人称代名詞や三単現の予習をみっちりとやる時期。
急に複雑になる英語への心構えも、ここで養います。
中2は、1学期に駆け足で学んだ過去形・過去進行形・未来形などの時制を徹底マスターし、さらに不定詞の3用法を予習します。
英語のわからない子は、まず不定詞がわからない。
それほどに、中学生にとっては、難度の高い単元です。
さらに、助動詞や、接続詞など、教科書ではパラパラと出てくる知識をしっかり整理し、強固なものとしたい。

しかし、彼は、中1の夏も、中2の夏も、全て欠席しました。
その度、目に見えて、英語が苦手になっていきました。
多少勉強ができる子でしたので、プライドがあり、表面だけは、わかっているふりをします。
しかし、練習量の足りない単なる知識など、語学において、何ほどの役にもたちません。
「あなたの英語は、夏期講習の分の、大きな穴が空いている。テキストを解いてくれば見てあげるから頑張りなさい」
私は、繰り返し彼に言いましたが、理解できていたのかどうか。
普段の宿題もそれなりにボリュームがありましたから、それに加えて夏期講習の授業分と宿題分の大量の課題をこなすことなど、忙しい2学期にはできません。
日々の忙しさに流され、1ページも進まない様子でした。

受験学年でなくても、夏休みは重要です。
どうか、充実した夏を過ごしてください。



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