たまりば

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2011年11月16日

絶対に伸びる子


どの子も伸びる可能性があります。

しかし、いつまでに、どれくらい、ということになりますと、本人の性格、生活習慣、といった要素が複雑にからんできて、なかなか先が読めない場合があります。
そうした中で、この子は、絶対伸びる、飛躍的に伸びる、受験の朝まで伸び続ける、と確信が持てるのはどんな場合かというと、いくつかの条件がそろっている場合です。

今日は、その理想の条件が全てそろっている場合のお話を。

中3の夏まで部活ばっかりやっていて勉強してこなかったので成績が悪い男子というのは毎年多いです。
都立で言うと国立高校とか国分寺高校に入りたい、あるいは大学付属の有名私立高校に入りたいと言われると、こちらも、うーん、もう中3の夏ですよ、今からですか?という気持ちになります。
でも、小金井北高校や、昔で言えば三鷹高校に行きたいという場合、本人のそれまでの成績にもよりますが、それは実現可能な目標として見えてきます。
なぜ男子限定なんだ、男女差別なのかというと、女子でも、部活動で、人間関係のつまらないゴタゴタにうんざりしてきたようなタイプの子なら大丈夫です。
しかし、
「あの2年は、先輩に会ったら3回ずつ『おはようございます』を言うルールなのに、2回しか言わなかった。生意気だ」
みたいなことを本気で言っている子は、伸びることは伸びるけれど、今回お話するタイプの子とは少し違うかなあ、と感じます。
客観性に乏しく感情的になりやすい子は、勉強しているときにもそれが表れて、ブレーキがかかる可能性があるからです。
常にその子の感情に気を遣って指導しなければなりません。
最短最速で最高の伸び、とはいきません。

部活、特に運動部で、仲良しサークル的なものではなく、コーチや監督に怒鳴られ、厳しい練習が当たり前だった子は、勉強も、厳しいのが当たり前とわかっています。
これだけの質の、これだけの分量の練習を、毎日毎日こなせばこうなる、ということを体感しています。
努力の大切さ、練習の大切さが、わかっています。
本気の努力をしたこともないくせに、「努力しても自分はどうせダメだ」みたいな面倒なことを言いません。
サボらず勉強してくれます。
仲間と競いあい、自分の得点を声に出し、勝った、負けたと言い合うことにも慣れています。
あいつが毎日5時間勉強するなら、俺は、毎日6時間勉強する。
そんなことにも慣れています。

もう1つ。
絶対に必要なこと、ではありませんが。
学校の先生に、勉強のことでけなされ、傷つけられた過去がある。
あるいは、前に通っていた塾の先生に傷つけられた過去がある。
内容にもよりますが、そういうのは、本人の受け止め方によっては、自分を伸ばすきっかけになります。
だから、その先生はあえて悪役を引き受けてくれたのだろう、と私は判断することにしています。
どういうつもりで言ったのかは、本人に訊かないとわからない。
だったら、良い方向に解釈しておけばいい。
誰かが悪者になって、本当のことを言わないと、何も変わらない。
その悪役をあえて引き受けてくれたのだろう。
短期間で、飛躍的に伸ばすには、荒療治が必要なことがあります。
その荒療治を既にその人がやってくれていて、後は、フォローするだけ。
有難い、と心の中で手を合わせます。
もっとも、これは、子どもの性格によるので、
「わかったよ。俺は、どうせダメだから、もう2度と勉強しない」
と思ってしまう子には、言わないほうがいいことですが。

否定された。
悔しい。
何とかして、あいつを見返したい。
自分がダメではないことを証明したい。

そういう方向にものを考えることのできる子は、既にモチベーションはマックスですので、質の高い課題を与えれば、どんどんこなし、伸びていきます。
実は、そういうふうにものを考えることのできる子は、中3にして案外戦略的で、表面は感情的になっていません。
時間がかかることも、努力が必要なこともわかっているので、いちいち感情的になってはいられない。
いい顔つきをしているな、と感じます。

これだけの条件がそろっていれば、奇跡が起きます。
いえ、それは、奇跡ではなく、伸びるのが当たり前です。

努力の大切さを既に実感している。
努力し続けた経験がある。
他人と競いあうことができる。
悔しさを自分で良い方向に導く心の力がある。

この条件をそなえている子、実は、かなりの確率で存在します。
もう何十人と出会ってきました。
こうした子に出会うと、私の頭の上では勝利の鐘が鳴ります。
この子は、絶対に伸びる。

こうした子、今年も生徒にいます。
私は見るたび目を細めてしまいます。

とはいえ、セギ英数教室の基本コンセプトは、こういう生徒が対象ではないんです。

このような飛躍的な伸びはないだろうし、心の力も、弱いのかもしれない。
ガサガサした感じは嫌いだし、競いあうのも苦手。
でも、本当は、勉強ができるようになりたい。
そのことだけは、嘘ではない。

そういう子を、内気な秀才に変容させる。
条件なんかそろわなくても。
時間は、かかりますが。

写真は、去年撮影した、丹沢大山北尾根の黄葉。
北尾根は、交通の便が悪く、道も多少不明瞭で、山地図ではなく、地形図を読むことができる人以外は、入らないほうがいいですが、それだけに、素晴らしい紅葉が見られました。



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