たまりば

地域と私・始めの一歩塾 地域と私・始めの一歩塾三鷹市 三鷹市

2018年03月26日

多摩湖自転車道を走ってきました。2018年3月。


2018年3月25日(日)、自転車でお花見に行ってきました。
よく晴れていましたが、水曜日に奥多摩では積雪があり、山道はまだ雪が残っているか泥んこでしょう。
東京は平年より3日早くソメイヨシノが開花。
となると、今日は山歩きよりも街でお花見しよう。
ヽ(^。^)ノ

のんびりと10:30出発。
山に行くときとは違い、地図を持たず、記憶を頼りに出発しました。
最悪、スマホで地図を見たら良いので、街だとこんなこともできて楽ちんです。
山では、電波が通じなかったりスマホが壊れたら全て終わりなので、幾度歩いた山でも必ず地図を持ちます。
とはいえ、地図を持たない街の旅は、毎年多摩湖自転車道の入り口まで迷っています。
まともにたどりついたことは一度もありません。
帰り道でよく確認したら良いのですが、帰り道も毎回迷っています。
(^-^;

そうは言っても、毎回、自転車道入り口に何となくたどり着くのですが、今回は、今までになく派手に迷いました。
「桜橋」という交差点までは、去年までの記憶の通りだったのですが、そこから、後になって思えば、90度方向を間違えました。
そして、玉川上水に沿った道をひた走り、小金井公園まで来てしまいました。
玉川上水沿いの道は、車は通るけれどなかなか良い道で、他にも自転車が沢山通っていたので、つい後をついて走ってしまいました。
(*^^)

とはいえ、小金井公園は天の助けです。
ようやく、現在地を把握できました。
ここから挽回するぞーと、園内に入りました。
今日は花見客で大にぎわいです。
レジャーシートに座るお花見客が沢山います。
芝生に個人テントもポツンポツンと張られています。
小金井公園はテント設営禁止ではないようです。
山でも使えるような、軽量で丈夫な本格テントでした。
自転車で旅をしている人が泊っているのでしょうか?

江戸東京たてもの園を右手に見ながら、小金井公園の外へ。
さて、ここから、多摩湖自転車道にはどう行けば?
感覚ではこちらが正しそうと思う方向に交差点を渡ると、再び玉川上水が。
うわあ、どこで感覚がズレたんだろう?
( ;∀;)

とはいえ、ここが玉川上水で、そこが小金井公園で、昼の12時に太陽があそこで輝いているのなら、太陽を背にこの道を行けば、必ず西武線に至るはず。
多摩湖自転車道は、西武線と並走している道なのです。
道路脇に自転車専用レーンのあるその道を「清瀬」を示す道路標識にちょっと怯えながらも直進していくと、道路のはるか向こうを西武線の電車が横断していきました。
やったー。
ヽ(^。^)ノ

ようやく、多摩湖自転車道に合流。
あとはよく知る自転車道をどんどん走っていくだけです。
ソメイヨシノが満開でした。
まだ5分咲きくらいと予想していたのですが、昨日今日の暖かさで満開となったようです。
小平の昔の郵便局の建物の前を通り、小平駅前をつっきり、自転車道をどんどん行きます。
ソメイヨシノの他にも、濃い赤の桜、ピンク色の桜と、色々な桜が楽しめます。
この自転車道は、「歩行者優先」と至るところに書かれています。
幅の広い舗装された歩道が並行して通っていますし、そこは比較的空いているのですが、歩道を歩かず、わざわざ自転車道を歩く歩行者が多いです。
歩道があんなに空いているのに、なぜ歩行者は自転車道を歩くのだろう?
私が歩行者ならば、こんなに自転車がビュンビュン走り抜ける自転車道なんか歩いていても落ち着かないので、空いている歩道を歩く。
そもそも、なぜ自転車道なのに、歩行者優先なのだろう?
と考えて、気がつきました。
そうだ。
全ての道路は歩行者優先なのです。
横断歩道の前に歩行者が立てば、車は必ず止まらなければなりません。
30km道路に何の用か入り込んできた車は、歩行者にクラクションを鳴らしてはいけません。
自転車も歩行者にベルを鳴らしてはいけません。
それが交通ルールです。
だから、自転車道も歩行者優先なのですね。
それが人に優しい交通ルールというものである。
なるほど。
互いに譲り合って、気持ちよく通行したいですね。

道の両側の桜は延々と続きます。
東村山中央公園も桜満開。
お花見客を左手に見ながら、道路はいったん下り、そこから登りにさしかかりました。
狭山公園の外周の登り坂です。
ギアを変えて、頑張って登っていくと、多摩湖。12:50。
幅の広い大きな橋から多摩湖が一望できました。
対岸に西武ドームの白い姿が見え、その向こうに奥多摩の山々。
大岳山、御前山、川乗山。
奥に三頭山。雲取山。
春霞で青く薄い影ですが、しっかり見えました。
三頭山は、まだうっすら白いように見えるのは、霞のせいでしょうか。
それとも、まだ少し雪が残っているのかな。

先週の三頭山の遭難には、ただ驚きました。
あの雪の日に、三頭山に登って遭難した、13人の登山者。
ニュースで、「雪のない時期ならば小学生でも歩けるコースですが」と言っているアナウンサーがいましたが、あのコースは無雪期でも小学生は歩かないと思います。
都民の森コースとどこかで情報が混線したのでしょう。
「三頭山は雪のない時期ならば小学生でも歩く」という情報と。
今回の遭難の起こったコース。
小河内神社から麦山の浮橋(通称ドラム缶橋)を渡り、ヌカザス尾根を登るコース。
痩せ尾根が多いです。
道しるべは少ないです。
道迷いしやすい箇所もあります。
私も数年前に歩き、道に迷いました。
雪がなくても私は迷う。
そのときも、今日も。

いやいや、自分のリカバー力を過信して遊んでいないで、気をつけないとダメですって。
( 一一)

雪山を歩き慣れている人以外は積雪期に入ったらダメなコースなのですが、何であの天候で取りやめにできなかったんでしょう。
スニーカーの人もいたとか。
もう絶対無理なのに。
そりゃ、凍傷で歩けなくなるでしょう。
( ;∀;)

ニュースの情報を信じるならば、彼らはネットで知り合った人たちで、ほとんど初対面の人も多かったとか。
パーティの体をなしていなかったのでしょう。
山のパーティは、いざというときの決断を全てリーダーにゆだねます。
リーダーが「行く」と言ったら行く。
「戻る」と決めたら、戻る。
話し合いは不要です。
なぜそのような専制と独断が許されるかというと、話しあう間に事態が悪化する恐れがあるからでしょう。
リーダーはパーティの中で最も経験と能力のある人が務めます。
そして、リーダーは、そのパーティで最も弱い者が誰であるかを把握しています。
最も弱い者の実力が、そのパーティの実力だから。
誰か一人でも倒れたら、パーティはそこから先には進めないから。
遭難したパーティは、発起人はいたようですが、発起人が最も実力があるとも言い切れず、リーダーシップが取れなかったようです。
どんどん先に行く人たちを止めることができなかったと報道されていました。
ああ、恐ろしい。
死者が出なくて、本当に良かったですね。

さて、奥多摩の眺望を楽しんだ後、橋を渡り切り、そこから狭山公園内に入りました。
都立狭山公園。
ここはまだ東京都なんだなあ。
山道を歩けるよう、トレイルランニング・シューズを履いてきたのですが、公園内に舗装道路も整備されていて、自転車で中に入っていけました。
ここのソメイヨシノはまだ5分咲き。
でも、他の桜は満開でした。
枝垂桜が華やかです。
ここも、レジャーシートに座ってお花見をしている人が沢山。
私もベンチの一つに座り、昼ご飯にしました。

狭山公園のパンフレットをもらって見ると、橋を渡って西武遊園地を左に見ながらもう少し行けば、八国山緑地に行けるようです。
八国山。
となりのトトロ』のモデルになった場所ですね。
尾根道は約2kmの歩きやすい道だとか。
来年はそこまで足を伸ばそうかな。
今から20年も前、狭山の自然が急速に失われる中で、残された雑木林をNPOが買い上げて「トトロの森」として残す取り組みが行われていました。
トトロの森は、1号地、2号地と飛び地で存在していた記憶がありますが、あれはどうなったのでしょう。
今、この辺りは都立や市立の広大な緑地となっています。
トトロの森は、守られたのでしょうか。
そういえば、『となりのトトロ』はまだ繰り返しテレビ放映されているけれど、
「わすれものを、とどけにきました」
というオープニングは放映されなくなりました。
もうみんな、思い出したからでしょうか。
それとも、思い出すことも、もうできなくなったからでしょうか。

昼食後は、自転車をいったん置いて、雑木林を散策しました。
すぐ隣りが駐車場ではありますが、そちら側を見なければ、山を歩いているような錯覚があります。
歩きやすい、気持ちのよい道でした。

さて、帰りましょう。14:30。
一路、多摩湖自転車道を武蔵境へと戻ります。
帰り道も両側に桜また桜。
青空に桜。
スピードはあまり出さず、桜を飽かず眺めました。
多摩湖自転車道入り口。15:30。
進行方向のまま、大きな交差点を渡り、直進。
「浄水場西」の交差点を右折。
「桜橋」交差点を直進。
そのままどこまでもまっすぐ行くと、武蔵境駅でした。
武蔵境駅は、中央線が高架になってからは、自転車を押して通り抜けできるのですね。
こんなに簡単に武蔵境駅に帰り着いたのは初めてです。
来年からは、もう迷うこともなさそうです。
それも、ちょっとつまらないかな。
(#^^#)

  


  • Posted by セギ at 16:13Comments(0)