たまりば

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2018年03月05日

陣馬山一ノ尾根を歩きました。2018年3月。


2018年3月4日(日)、陣馬山一ノ尾根から奥高尾を縦走しました。
三鷹から高尾で中央線に乗り換えて、藤野駅下車。
改札を抜けると右手にトイレがあります。
改札前にはベンチもあり、山支度を整えて出発。9:10。
まずは高尾方向に戻るように歩きだします。
ほどなく踏切があり、それを渡ると、トンネルです。
トンネル内には歩道がありますが、車が通るときにトンネル内に轟音が轟くのが結構怖いです。
それでも、トンネル内は乾いているし凍結もしていなかったので無事に通過しました。
トンネルを抜け、さらにてくてくと舗装道路を歩いていきます。
藤野駅から和田行きのバスも出ていますが、歩いても駅から25分ほどで陣馬山登山口バス停に着きました。9:35。
バス停の少し先、道しるべに従い右折。
山支度を道路でするのは通行の邪魔になるので、ここの空き地で行ってくださいという掲示がありました。
1年半前に来たときは、なかった掲示です。
一ノ尾根、来る度人気が上がっているのを感じます。
歩く人が多くなったので、こういう注意事項も掲示されるようになったのでしょう。

すぐ先に次の道しるべがあり、「一ノ尾根」と示されている通りに左の道を選びます。
ここから舗装された急坂が続きました。
朝から暖かく、もうじんわり汗がにじみます。
道なりにどんどん登っていきます。
基本は直進ですが、直進すると舗装が尽きてしまうところで、舗装の通りに右へ。
登山口の道しるべが見えてきました。9:50。

一ノ尾根の登山道は整備された広い道です。
日差しがよく通って明るく暖かい登山道でした。
急なところもありますが、その先はまた平坦な道なので、そんなに苦しい思いをせずに歩いていけます。
ほんの1週間前まで、登山道は凍結箇所が残り、軽アイゼン必携との情報でした。
しかし、この1週間でめっきり春めいてきて、気温20度を越えた日もありましたから、さすがにもうアイゼンは不要と思い、持ってきませんでした。
でも、一応心配だから、トレッキングポールは2本携行。
一ノ尾根の道は穏やかで、そのポールもザックに差したまま、のんびり歩いていきました。
要所要所にベンチがあり、見つける度に一応座って水分補給しました。
むしろ、暑さ対策をしないといけない陽気でした。

空が広くなってきて、最後の木段道。
上の写真は、木段の途中で振り返って撮影したものです。
生藤山が大きく見えます。
早春の山の色。
もうすぐ一斉に緑に変わりますね。

陣馬山山頂。11:15。
芝生にレジャーシートを敷いて座り、霞む富士山をのんびり眺めました。
目を右に転じると、生藤山。
その奥に、三頭山、雲取山、大岳山。
陣馬山の山頂は広く、白馬のモニュメント付近が標高的には一番高いですが、この芝生のあたりが私は好きです。
斜面を下ったところにぽつんと木が1本。
黄色い花をつけていました。
ええと、あの木は、何という木でしたっけ?
アブラチャン?
ダンコウバイ?

風もそんなに冷たくなく、日差しはぽっかぽかです。
昼寝をしている人が何人もいました。
私も、のんびりお昼を食べ、コーヒーを飲み、薄れていく富士山を眺めました。

トイレは、凍結防止のため冬期用の1か所のみ使用可能でした。
でももう、それも解除されるでしょう。
北斜面に雪は少し残っていますが、登山道に凍結箇所はありませんでした。
出発。11:55。
ちょっと長居し過ぎました。
陣馬山は快適過ぎていけません。

さて、白馬のモニュメントまで登り、そこからいつもの道を高尾山まで縦走します。
最初の階段道は日当たりが良いのでもう泥も乾いていましたが、その先は陣馬山おなじみのドロドロ道でした。
安全のため、ここでトレッキングポールを出し、なるべく登山道の端の乾いているところを歩いていきました。
陣馬山から離れるとドロドロ箇所もほとんどなくなり、道は広く快適です。

伐採地。
陽当たりが良すぎて暑いくらいでした。
相模湖方面の樹木がまた少し伐採されて減ったような。
樹間から向こうの風景が透けて見えました。
そのうち全部伐採して、展望地にするのでしょうか。
ここはいつ歩いても暑く埃っぽくて、周りの樹木がいかに涼しい空気を保ってくれているのかを改めて感じる道です。

まき道まき道と選んで、最後のひと登りだけは頑張って景信山。13:45。
茶店は営業中でした。
もう富士山は見えず、丹沢も青い影となっていました。

登山道の整備も進み、ポールも使っているので、景信山からの急坂も楽々と下れました。
小仏峠からは登り返し。
階段道の急坂を登って、相模湖の見渡せるベンチでまた少し休憩しました。
ここの植林こそ、ほんの数本伐採すれば相模湖と富士山の眺望が随分良くなるでしょう。
でも、木を伐り過ぎると地滑りの危険もあるし、ムササビもつかまりどころがなくなるしなあ。
あまり人が手を加え過ぎてはいけない、とぼんやり考えつつ、さて出発。

木段、そして木の根の作る段差の急坂を登りきると、小仏城山。14:45。
珍しくここの茶店はお休みでした。
時間も遅いので、人もまばらです。
ここからはよく整備された木段の下りです。
この木段が整備される前は、この時期の奥高尾は泥んこ道ばかりで歩きにくく、藁など敷いてあっても焼け石に水で、関東ローム層、手ごわいなあと感じたものでしたっけ。

高尾山下。15:25。
山頂への石段は上らず、まき道から1号路へ。
観光客がそれなりに増えてきましたが、それも歩くのに不都合なほどではなく、すいすいと降りていけました。
「3号路・6号路、凍結のため転倒事故多発」との掲示が。
それもこの陽気でそろそろ大丈夫でしょうか?
リフトは16:00まで。
茶店も閉店し、片付けが始まっています。
来週の日曜日は高尾の火渡り祭り。
ポスターが掲示されていました。
来週の高尾は大賑わいとなりそうです。

1号路を歩いて下り、高尾山口。16:35。
駅への道を急ぎました。

  


  • Posted by セギ at 12:06Comments(0)