たまりば

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2017年11月28日

上川乗から笹尾根を歩いてきました。2017年11月。


2017年11月26日(日)、笹尾根を歩いてきました。
ホリデー快速あきかわ3号に乗って、終点武蔵五日市駅下車。
2週間前も同じ電車に乗りましたが、乗客が随分減っています。
楽に座っていくことができました。
紅葉シーズンも終わり、これから、山は静かになっていきます。

駅前から、数馬行きのバスに乗車。9:00。
2台で発車。

上川乗バス停下車。9:40。
降りたのは、私1人。
これは観光シーズンでもそうなので、あまり気になりません。
バスの進行方向に少し歩き、三叉路でバスと別れて左折します。
大きな橋で秋川を渡り、そのまま、道なりに舗装道路を登っていきます。
ほどなく、左手に上川乗登山口。9:50。
道しるべはありますが、登山口は狭く、最初に歩いたときは心細かったなあと思い出しながら、歩いていきました。
夏草が邪魔しないので、細い山道も意外に歩きやすく、楽に尾根に乗ることができました。
紅葉はもうほとんど終わっていますが、たまに朝の日差しに明るく輝く木があります。
上の画像がそれです。
尾根に乗った少し先、登山道は尾根から一段下がった道が続きます。
やがて、尾根を乗り越えて、そのすぐ先が、浅間峠。11:00。
あずまやとベンチがあります。

ここから笹尾根に合流です。
まずは上り坂。
風があり、落ち葉が舞っていました。
斜面は落ち葉がとどまらず常に動いているので、登山道もそれ以外のところも同じように見えてしまいます。
足元の固さをよく確認しながら先に進みました。
アップダウンを繰り返し、日原峠。11:50。
古道らしい小さな石像があり、手を合わせました。
落ち葉かさらに深くなり、尾根が広いところは登山道がわかりません。
地形を考えて、尾根から外れないように注意しながら先に進みました。
熊鈴の音。
カサカサと落ち葉を踏む音。
人のいない、晩秋の山道です。

登っていくと、土俵岳。12:10。
御前山と大岳山がよく見えました。
景色を眺めながら、汗を拭きました。
追い付いてきた人。
向こうから来る人。
この道を今日歩くのは自分だけではないとわかり、ほっとしました。

南側の樹間から富士山が見えます。
笹尾根は、これまでよく夏に歩いていました。
歩く途中にも、富士山は見えるんだなあ。
先程追い越していった人が、樹木が切れて富士山のよく見える場所で休憩していました。
日向が気持ちよさそうです。

丸山が見えてきました。
名前の通り、こんもりとなだらかに丸い山です。
単なる笹尾根の途中の山としては予想外に大きい円かな山。
ゆっくりと登っていきます。
山頂まであと少し。
でも、山頂に何もないのは知っているから、まき道をいこう。

笛吹峠。13:15。
ここだけ尾根が広くなり、丸太がいくつか並べてあります。
その1つに座って休憩。
ここは見晴らしはないですが、晩秋の林の様子を眺めながらのお昼にします。
今日は大洗町漁業協同組合協力の、しらすおにぎりセットをコンビニで購入しました。
封を開くと、3種類のしらすおにぎりが入っています。
おいしい。
おかずが漬物だけなのは、少し寂しいかな。
おにぎり2つで、少しおかずがついているといいなあ。

熱いカフェオレを飲んで、チョコレートを食べて。
ちょっとのんびりしすぎました。
さて、出発。
道が尾根道とまき道の二又に別れるところでは、尾根道にトレイルランニング大会用の赤い矢印がつけられていました。
12月2日(土)に開かれる大会です。
南高尾山稜から、関東ふれあいの道を通って、笹尾根を数馬まで行く全長42km。
もう準備が進んでいるんだなあ。

数馬峠に到着。14:00。
面の見晴らしの良い峠です。
富士山の青い姿がくっきりと見え、前景はススキが揺れています。
しっかりしたベンチもあり、休憩はここでも良かったかもしれません。

ここから登山道は尾根と離れ、斜面のまき道になります。
道が細く、ところどころ崩壊していたり、霜が降りていたり。
用心して歩いていくと、西原峠。14:35。

そこから5分登って、槇寄山。
本日の最高点です。
晴れ晴れとした山頂です。
ここにもベンチがあり、富士山が見えました。
三頭山までは急登をあと2時間。
時間的にもう無理ですね。

西原峠に戻って、そこから、道しるべに従い、仲の平バス停へと下りました。
夏の頃は、道が泥んこで踏ん張りがきかないところが少しある、林の中の道です。
晩秋の今は、霜柱が午後になっても融けずに残っていました。
そして、枯葉の堆積。
枯葉の下に段差や石が隠れていることがあるので、歩きにくい下り道でした。
トレッキングポールでさぐりながら歩を進めます。
ときおり、鮮やかな紅葉に出会います。
この時間の光では、写真に撮ってもきれいに写らないでしょう。
スマホは出さず、ただ見上げ、眺めて楽しむ。
それも贅沢な気がします。

急な山道からあっけなく農地に出て、さらに下っていくと、舗装路に。
そこからは、とにかく下りの道を選んでいくと、檜原街道に出ます。
街道の手前で、大会の赤い矢印を設置している人と遭遇。
土俵岳で追い抜いていった人です。
今日1日、山の中で矢印の設置作業をされていたのですね。
長い42kmを分担して、この作業をされていた方が各地にいるのでしょう。
ご苦労さまです。

さて、温泉センター数馬の湯。16:00。
温泉に入っていくつもりで、お風呂セットも持ってきたのですが、16:08のバスに乗ると、17:21のホリデー快速に間に合って、三鷹に早く帰れるなあ。
その誘惑に勝てず、今日は温泉はパスしました。
バス停の行列も、2週間前と比べると半減しています。
バスは2台。
座っていくことができました。
檜原街道を駅へと向かうバスの車窓からも、夕陽の中で赤く輝く紅葉をたくさん見ることができました。

  


  • Posted by セギ at 16:03Comments(0)