たまりば

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2016年04月14日

南高尾山稜を歩いてきました。2016年4月。


2016年4月10日(日)、南高尾山稜を歩いてきました。
ホリデー快速3号の次にくるいつもの中央特快に乗り、終点高尾駅下車。
小仏行きのバスに乗りました。
バス停は大混雑。
臨時バスも出て合計3台で出発。
高尾は春のハイキングシーズンを迎えました。
日影バス停下車。支度をして出発。9:20。
まずは春の花を探しに、日影沢林道を歩きました。
自然観察会らしいグループが前方に。
先生らしき人が何やら説明しています。
何の説明をしているのかな。
うーん、気になる。
有料のものかもしれないので、ずっと付いていくのは良くないけれど。
通り過ぎるときに、
「フタバアオイの花が咲いていますよ」
という説明が聞こえてきて、足が止まってしまいました。
えー、どこにどこに?


横からささっと撮影させていただきました。
邪魔しちゃいけないと思い、慌てて撮影したのでブレてしまいましたが、あー、本当だ、葉の下に地味な花が咲いていました。

良いものを見せていただきました。
こういう地味な花は、普段は気づかずに通り過ぎてしまいます。


これは、タカオスミレかな。
スミレは種類が多くて難しい。
タカオスミレは、高尾で発見されたヒカゲスミレの1種です。
タカオスミレの開花時期はもう少し後だった気もするので、うーん、どうなのかな。


ニリンソウは、2輪並んで咲いているのでよくわかります。
花びらの裏側がほんのり桃色の可憐な花。
日影沢に咲いているのはよく知られていますが、予備知識なく歩いていた山道でこの群落を見つけるとテンションが上がります。

立ち止まっては撮影し、時間を取られながら、小仏城山到着。10:40。
城山山頂の桜はちょうど見ごろでした。
2軒の茶店も大賑わいです。
ベンチでちょっと休憩し、さて再び出発。
まずは高尾山方向に少し戻ります。
木段を少し下りていった最初の分岐が、南高尾山稜への分岐です。
木段はすぐに終わり、そこからは急な下りになりますが、来る度に整備が進んでいて、すべり止めの杭が埋められてかなり歩きやすくなっています。
日当たりの良い急坂を降りていくと、次は日当たりの悪い比較的平坦な植林帯。
さらにまた急な下りとなり、斜面を巻く細い道、ジグザグな下り道と降りていくと、細い沢に出て、その先が甲州街道。
いったん歩道に降りて、そこから横断歩道を登っていくとそのまま南高尾山稜の山道に入ります。
山道らしい細い上り坂。
でも、道が明るいので苦になりません。
大洞山。12:00。
眺望はありませんが、ベンチやテーブルかあるので、ここはいつも昼食を取る人々でにぎわっています。
でも、今回は珍しく人がいませんでした。
ベンチに座ってちょっと休憩。

その先も小さく登ったり下ったりを繰り返し、その先、まき道に入ると道は歩きやすくなります。
樹間から湖も見えてきました。

見晴台。12:35。
横一列に並んだベンチはほぼ埋まっていましたが、運良く空いていた1つに座って昼食休憩。
そこで撮った写真が一番上の1枚です。
春霞で遠望はきかないと思っていましたが、肉眼では真っ白な富士山がぼんやりと見えていました。
津久井湖と桜と丹沢の山々。
ぽかぽか陽気で、眠くなってくるようなのどかな春の眺めでした。
おにぎりの昼食の他、チョコレートにコーヒーもゆっくり楽しんで、さて出発。

ゆるく登り基調の歩きやすい道がさらに続きます。
どんどん歩いて三沢峠。13:35。
放射状の分岐道で、ちょっとわかりづらいところですが、道しるべは明瞭です。
「草戸山」の道しるべの通りに上り坂を選ぶと道は広くなり、山道ではなく遊歩道となります。
段差の大きい階段が続きます。
すぐ横に階段ではない道もありますが、物凄く滑りそうな急な下りです。


最初の休憩所。
木々が伐採されて、城山湖が見えるようになっていました。
眺望のために樹木を伐採することに、私は必ずしも賛成しないのですが、高尾は観光地。
これはある程度仕方ないのかなあ。

草戸山。14:05。
ここはあまり眺望はよくありません。
さて、そこから道しるべの通りに左折。
急な下りを行きます。
下り始めの最初の印象は暗いですが、すぐに道は明るくなり、少し登ると草戸峠。

草戸峠の眺望は良好。
ベンチもたくさん並んでいます。
高尾主脈の斜面に桜が咲いて、昔話の挿絵のような眺めでした。

のんびり歩いて、四辻の分岐から高尾山口へ。
高尾山口。15:30。
沢沿いの桜もちょうど見頃でした。
  


  • Posted by セギ at 13:01Comments(0)