たまりば

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2011年12月23日

部活と勉強の両立 その2


3日連続で、冬期講習のための体験授業をしておりました、セギ英数教室 角木です。
教材準備等に忙殺され、いつものペースで更新できませんでした。
今日・明日は、さすがに授業も少なく、早く帰ってパソコンに向かっています。

前回、部活と勉強の両立について書きましたが、こちらでもfacebookでも、コメントをいただき、また身近に感想も言っていただきました。
男性は部活賛成で、部活と勉強の両立は当然可能と考えているのに対し、女性は、今、目の前にいる、部活ばっかりやって勉強しない我が子に、本当に困っているので、両立が可能かどうかということには、実はあまり興味がないという、おおまかな傾向があるように感じました。

部活と勉強の両立は可能か。
可能です、それは当然。

仕事と家庭の両立は可能か。
可能です。

仕事と趣味の両立は可能か。
可能です。

可能です。
だけど、ライフ・ワーク・バランスということを改めて言わざるを得ないほど、実はバランスが崩れてしまうことが多い。
大人でさえ、そうです。
どちらかに重心が傾いてしまう。
可能か不可能かの問題ではなく、現実にバランスが崩れてしまうのだということ。
お母様たちの心配は、そこなのかもしれません。
多くの場合、子どもは、部活に重心が傾きます。
部活は、学校がやっている教育活動で、遊びとは違うのだから、自分は、とても重要なことをやっているんだ。
そんな気持ちがあるのかもしれません。
人は、1つのことを自分なりに頑張っているとき、他のことがおろそかでも許されると思ってしまう。
そういうことも、あるのかもしれません。

だからと言って、お母様たちも、お子さんに、楽しそうにやっている部活を辞めろと言う気はない。
日曜だというのに、試合があるから朝5時に起こして、という要望にも応じ、弁当も作り、泥だらけのユニフォームも洗っているのがお母様たちでしょう。
それはいいけど、頼むから、勉強もしてよね。
そういうことなんだと思います。

典型的なイメージが浮かんできます。
中学に入学し、厳しい部活に入ったお子さんに、お母様が心配され、お父様に相談します。
お父様は、中学でも、高校でも、運動部で活躍され、もちろん勉強も頑張り、立派な大学に進学し、仕事をバリバリこなされている方。
当然、運動部と勉強の両立は可能、と考え、そのように答えます。
心配するな、大丈夫だよ。
そのうち、自覚するよ。

ところが、子どもは、待っても待っても自覚が芽生えない。
中2になっても、中3になっても、部活ばかり。
成績表を見て、お父様、がく然。
おまえ、何やってんだ、と激怒。

今年は、そういうタイプの生徒さんはいないのですが、去年までは、そんな話を、毎年のように耳にしていました。
オヤジが突然怒り出した。
なんで、あんなに突然怒り出すんだ?

うーん。

ともあれ、それがきっかけで、君が勉強する気になったのなら、私は嬉しいです。

立派な親に守られている子どもは、本当に幸せだから、幸せ過ぎて、ちょっとだけ甘っちょろい。
お父様がやったようには、できないかもしれない。
そういうことも、少しあるのかなあ。

もちろん、部活と勉強を立派に両立させているガッツのある子どもたちは、現在もたくさんいるのですけれど。
  


  • Posted by セギ at 22:24Comments(3)講師日記