たまりば

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2011年07月17日

富士山、快晴。



新宿から高速バスに乗り、昨夜10時、富士山の河口湖口五合目に到着しました。
私が予約した木曜日には、バスはまだ1台でしたが、行ってみると、3号車まで満席。
他のルートからの大型バスも次々と到着。
富士登山は、一昨年あたりから、爆発的に登山客が増えているのですが、この海の日連休は、そんな中でも異常事態の感がありました。
バスツアーの数も凄い。
「『富士山に登ろう』9号車のお客様」というアナウンスが聞こえてきました。何号車まであるの?
これほど登山客が集中した最大の理由は、今年は、梅雨明けが早く、「梅雨明け10日」の晴天がほぼ約束されていたこと。
例年、海の日は、梅雨が明けるか明けないかの微妙なタイミングのことが多かったですから。
それから、近年のパワースポットの流行。
山ガールの流行。
全てがこの日のための準備だったのかというくらいに、人が集まりました。
さあ、登ろう、富士山へ。

こういう雰囲気、私は、結構好きです。
夏の富士山は、晴れていれば、初心者でも楽に登れる楽しい山です。
お祭り騒ぎで登るのにふさわしい山。

河口湖口五合目から六合目は、下り基調。
ゆっくりと歩き始めました。
昨日は、満月でした。
山で見る満月は、街よりも小さく見えました。
小さくて、鋭い光が煌々と山を照らしていました。
満月の分、星は見えにくかったけれど、それでも、北斗七星やカシオペアが、こちらは、何でこんなにサイズが大きいんだろうと不思議なくらいな巨大さで見えました。

去年は、天の川もくっきり見えたんです。
前を行く人が、「夏の大三角形が見える」というので、私も空を見上げたのですが、その人の友達は、どれが夏の大三角形がわからない様子でした。
「ほら、すごく明るい星が3つあるだろ」
「全部、すごく明るいんだけど」
心から、共感。


朝のご来光にも、無事に間にあいました。
河口湖口登山道は、九合目から上なら、ご来光を見ることができます。
今年は、山頂の鳥居から50m下の特等席を確保。
ご来光を撮影したり、手を合わせたり、祈ったり。
それから、お鉢めぐりをしました。
富士山頂は、1時間で1周できます。
もっとも高い剣ヶ峰を過ぎ、雷岩から影富士を見ることができました。
朝日に照らされた富士の影が、樹海に映り、もう1つ山があるように見えるんです。
良く晴れて、遠くの山々までよく見渡せました。
八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス。
北アルプスまでくっきり見えました。
日本の他のどの山でも見られない風景が、富士山にはあります。
雲の様子も、植物の様子も、富士山は、特別です。

ざれた道をザクザク下山し、運よく臨時増発バスに乗れて、河口湖畔の温泉で汗を流し、駅前のお店で、ほうとうとビール。
電車に乗ったら、大月行きの富士急は、富士登山列車でした。
着席料200円を別に取られたのには、「えー?」でしたけど、車窓からの風景を解説してくれるし、社内の様子や座席が不思議だし、電車の模様の金太郎飴ももらいました。
乗って良かった。楽しい電車でした。

(*^_^*)

写真は、今朝のご来光。








  


  • Posted by セギ at 20:11Comments(2)