たまりば

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2011年03月12日

昨日、部屋に帰ったら



昨日の午後、起業支援センターで揺れを感じ、机の下に隠れたり、また出て作業を続けたりしていました。
夕方、携帯が一時的につながり、気象サイトで地震の規模の大きさを知り、驚いて三鷹の街に出ましたが、街は、いつも通りの穏やかな夕方の商店街。
買い物も普通にできました。
アパートに帰って、ぐちゃぐちゃの部屋を見て、やっと、私の小規模な被害の現実に直面しました。

先月まで、進学塾で働いていました。
その資料の整理がまたできず、床に積み上げてある状態だったのですが、見事にぐちゃぐちゃになりました。
本棚は、地震に備えた補強をしてあったので、一番上段の本が数冊床に落ちた程度。
落ちた本が当たったのか、テレビがついていました。
あるいは、地震のときに、自動的につくようになっているのか。
地デジのやることは、よくわからない。

とにかく、床を片付けていると、何かの拍子に、今度は、テレビが消えてしまいました。
何かコードが抜けた気配。
これと格闘すること30分。
そうするうちに日が暮れて、お湯でもわかそうと思ったら、ガスが出ない。
壊れているのではなく、地震を感じて、自動的に止まった様子です。
どうすれば、復旧するのか。インターネットで検索。
東京ガスのサイトは、アクセスが集中しているのでしょう、うまくつながりませんでした。
いろいろ試して、東邦ガスというところのサイトが、ガスのマイコンメーターはどんな形状のもので、どのあたりに置いてあるものかから説明してくれていました。
もちろん、操作方法も明快。
私でも、何とかガスを復旧することができました。
私の小さな被害は、これで解決。
落ち着いて、テレビを見て、息をのみました。

私は、新潟市出身です。
四歳のときに、新潟地震にあいました。
覚えていらっしゃる方もいるでしょうか。
黒い地下水が吹き上がり、石油タンクが炎上した、あの地震です。

今、このときにも、ザックに荷物を詰め、現金をかき集め、被災地に向かっているボランティアがいる。
私が動かない理由は何だろう。
災害の現場で、自分が役に立つと思えない。
でも、役に立たなくても、行く意味が、本当はあるようにも思います。

  


  • Posted by セギ at 11:34Comments(0)講師日記